
FANZA GAMESにて4月7日より追加された「有料ゲームの利用に関する規約」。この規約の記載内容について、購入済み作品の再ダウンロードやDRM認証が不可能になるのではないかという懸念がユーザーからあがっていました。しかし、編集部が問い合わせたところ、直近で心配すべきことはなさそうです。
購入済み商品のダウンロードができなくなる場合は原則告知
新たに更新された同規約では、以下のような記述が追加されました。特に(2)の「有料ゲームが販売停止になった場合」は、特に告知以前に活動終了や廃業等で新規購入ができなくなったメーカーのタイトルが、購入済みのユーザーもプレイできなくなるのではないかとしてユーザーの間で懸念が広がっていました。
第2条(期限)
1.当社の有料ゲームは、利用期限やダウンロード期限が「無期限」と表示されている場合であっても、下記に該当する場合には利用ができなくなることがあります。
(1)利用者がDMM.comの会員でなくなった場合
(2)有料ゲームが販売停止になった場合
(3)個別ゲーム提供会社の判断により有料ゲームに施されたDRM(デジタル著作権管理)に変更があった場合
2.当社は、配信終了となった有料ゲームについて、利用者が既に支払った支払い済の料金(DMMポイント等で支払われたものを含みます)について返金対応を受け付けておりません。但し、当社の故意又は重過失による場合は、この限りではありません。
編集部が問い合わせたところ、今回の規約追加は既存の利用規約にて定めていた内容のうち、有料ゲームにおける対応を明確化することが目的であるとのことでした。現在のサービス提供方針に提供はなく、この変更によって生じるユーザーへの大きな影響はないといいます。
下記にFANZA GAMES運営からいただいたコメントを掲載させていただきます。
まず、今回の規約追加は、既存のGAMES利用規約にて定めていた内容のうち、
有料ゲームにおける対応を明確化することを目的に行ったものであり、
現在のサービスの提供方針に変更はございません。
ご質問いただいた「有料ゲームが販売停止になった場合」については、
すべてのゲームがダウンロードまたはDRM認証が不可になるわけではなく、
例えばOSのアップデートによって過去販売したゲームが起動ができなった際に、
その事象を解消する対応ができる開発会社様がすでにいない場合など、
ごく稀なケースを想定しております。
購入済み商品のダウンロードができなくなる場合は原則告知させていただきますので、
お客様には安心してゲームをお楽しみいただきたいと考えております。
「有料ゲームが販売停止になった場合」という記述については、OSアップデートなどによって過去に販売したゲームが起動できなくなった際、それを解消できる開発会社がすでに存在しない場合というごく稀なケースを想定したものであるとしています。
わかりやすく言い換えれば、「該当のゲームが動作不能となり、一切のサポートも見込めない」ケースにおいて適用されることがある、ということのようです。
そのため、販売停止したゲームがダウンロードまたはDRM認証が不可になるといった事態は現時点では予定してないそうです。
そのごく稀なケースが発生する場合においても、購入済み商品のダウンロードができなくなる場合は原則告知されるとの回答を得ました。ひとまず、SNS等で心配されていた事象については直近で心配すべきことはなさそうです。