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カラオケ機能搭載、マルチメディア、テレビ・PCとの合体……意外と多い「高額ゲームハード」たち

調べてみると意外と多い、高額なゲームハード。

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カラオケ機能搭載、マルチメディア、テレビ・PCとの合体……意外と多い「高額ゲームハード」たち
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高価であったり、安価であったりと、値段の話題が必ずまとわりつく「ゲームハード」。そんな中、調べてみると過去にも「高額ゲームハード」が存在しているのです。本記事ではそんな高額ゲームハードを紹介していきたいと思います。

ゲームハードはマルチメディアの夢を見るか?

「3DO REAL II」(Wikipediaより)

マルチメディアを銘打った高額ゲームハードと言えば『3DO』を思い浮かべる方も多いと思いますが、『3DO』もっとも初期型である『3DO REAL』の54,800円という価格はまだまだ序の口です。

ワンダーメガ(セガハード大百科より)

『3DO』の価格を上回る価格のマルチメディアゲーム機が『ワンダーメガ』(82,800円(当時税込))です。本ハードは『メガドライブ』とその拡張機器『メガCD』を一体化、さらにマイク端子を内蔵することによりカラオケが可能になり、MIDI端子の搭載によりキーボードを接続しての楽曲作成や演奏の練習ができるマルティメディア機となりました。

レーザーアクティブ(Wikipediaより)

この『ワンダーメガ』を上回るのがパイオニアから発売されたマルチメディア機『レーザーアクティブ』であり、本体(89,800円)にはCD・LDの再生機能のみの搭載ですが、拡張オプションでPCエンジン・メガドライブのゲームを遊ぶことができます。それぞれの拡張オプションの価格はそれぞれ39,000円、コントローラーが2,500円であり、いずれかのゲームを遊ぶだけで131,300円、両方を遊ぼうと思うと172,800円という、とてつもなく高価なゲームハードとなっていたのでした。

PSX(Wikipediaより)

2000年代にもマルチメディア志向のゲームハードとして、『PSX』が発売されました。PS2の基本機能に加え、DVDレコーダーとしての機能も盛り込んだハードで、発売当時の価格は内蔵ハードディスク250GBモデルの価格が99,800円でした。PS2として見るとかなりお高いハードでしたが、PSPなどにも引き継がれたインターフェースであるクロスメディアバー(XMB)の搭載や、後のソニー製録画機器『torne』『nasne』の先達となったことなどを考えると、それなりの意義があったハードだったのかもしれません。

レッツコンバイン!テレビやPCと合体したハードたち

ファミコンテレビC1(Wikipediaより)

どうせテレビに接続するのなら、合体しちゃえばいいじゃない!そんな発想で作られたハードも存在します。シャープから発売された「ファミコンテレビC1」は、まさにそういう思想を体現したゲームハードといえます。19型と14型が発売され、19型の定価は145,000円。現在のテレビやモニターとは隔世の感がある価格ですが、高画質でFCが遊べるということもあってマニアには重宝されたそうです。

また、同様にスーパーファミコンを内蔵したテレビ「SF1」もシャープから発売されました。こちらは21型と14型が発売され、21型の定価は税抜133,000円。SFCを直接内蔵していただけに画質は高く、筆者の小学校時代のお金持ちの友人の家にこれがあってその高画質に驚かされたものです。

シャープのホビーパソコン『X1』シリーズにも、家庭用ゲーム機と合体したものが現れました。その名は『X1 twin』。PCエンジンを内蔵しており、ホビーパソコンとしてもゲーム機としても扱えるというのがウリの機種でした。その価格は99,800円(本体のみ)。別途モニターが必要だったことを考えると、やはりPCエンジンを遊ぶだけにはかなり割高だった印象を受けます。

テラドライブ(セガハード大百科より)

究極のPCとの合体ゲームハードと言えるのが1991年にセガから発売された『テラドライブ』です。『メガドライブ』の機能に加え、1991年当時はまだ珍しかったDOS/VのPCとしても扱えるという先駆的な機種でした。その分お値段も高く、最下位モデルで148,000円、最上位モデルは248,000円、さらに専用モニターが79,800円、専用マウスが6,800円。最上位モデルをモニター・マウス含めて揃えると実に334,600円という、「ゲームハード」としてはもはや途方もない価格になっていました。これを当時揃えたセガマニアの方はおられるのでしょうか……?

現代の最強価格ゲームハード&ソフト!『exA-Arcadia』

『exA-Arcadia』公式サイトより

さて、現代の高額ゲームハードの話をしましょう。『exA-Arcadia』はアーケード向けに発売されているハードであり、ソフトを複数管理して1つのゲーム筐体で複数のゲームが遊べるようになっているなど、往年の『NEO-GEO』を思わせるハードとなっています。

「アーケード向け?なら個人には関係ないね」と思ったそこのあなた!『exA-Arcadia』は、なんと個人向けに一部の店舗や通販サイトで販売されてるんです!

通販価格では『exA-Arcadia』のマザーボードは約300,000円、各ソフトはおよそ80,000~250,000円という、個人が購入するにしてはあまりにも高い価格ですが、ゲームセンターのアーケードゲームを家で稼働させるというのには実にロマンがあります(筆者もアーケードゲームのコントロールBOXと基板を複数所有してました。引っ越しの際に処分してしまいましたが……)。何はともあれ、『exA-Arcadia』でしか遊べないゲームも多いので、お金持ちでアーケードゲームにロマンを抱いている方は購入を検討してみても良いのではないでしょうか。


以上、高額なゲームハードについてつらつらと語ってみました。読者の皆様の話のタネになれば幸いです。

《ずんこ。》
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