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EP4の名シーンを日本の開発者がゲーム化!古代祐三氏も参加の『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター』はこだわり光る傑作STG【STAR WARSゲームを遊んでみよう】

ワイヤーフレームで3Dシューティング!

ゲーム 特集
EP4の名シーンを日本の開発者がゲーム化!古代祐三氏も参加の『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター』はこだわり光る傑作STG【STAR WARSゲームを遊んでみよう】
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1977年に第一作目の映画が公開されて以来、エンターテインメントIPとして常に一線に立ち続ける人気シリーズ「スター・ウォーズ」。映画以外のメディア展開も精力的に行われており、それはゲームという媒体においても例外ではありません。



「スター・ウォーズ」ゲーム作品は原作付きゲームとしてはトップクラスと言っていいくらいの数が発売されており、先日もユービーアイソフトの期待作『スター・ウォーズ 無法者たち』の発売が8月30日に決定したばかり。つまり、本シリーズに詳しくなれば、おのずとゲームの視野も広がるはず。

ということで、本記事ではビクター音楽産業より1991年に発売された『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デススター』をご紹介します。なお、記事内の画像はエミュレータ上で再現されたものを撮影しています。

日本生まれのスター・ウォーズ!

「スター・ウォーズ」のすべての始まりとなった「エピソード4/新たなる希望」。レイア姫やハン・ソロ、C-3POやR2-D2といったキャラとの出会いや貧しい星で暮らしていたルーク・スカイウォーカーが戦いに身を投じる姿、星々を旅する冒険感など見どころ満載で、2時間ずっとワクワクさせてくれます。

その中でも、名場面として挙げる人が多いであろうシーンといえば、やはり終盤のデス・スター破壊作戦です。本作では、そんなデス・スター破壊作戦を3Dシューティングとして体験できます。

ゲームを起動すると、映画では酒場で聴けるカンティーナ・バンドの「Mad About Me」に乗せてスタッフロールが再生されます。本作の開発元であるM.N.M. Softwareのロゴは20世紀フォックス風。

M.N.M. Softwareは、1987年に設立された日本のゲーム開発スタジオです。現在ではマインドウェアとして活動しており、Steamにて『平安京エイリアン』『スペースマウス』などをリリースしたほか、『JUDGE EYES』にピンボールゲームを提供したり、未発売に終わった幻のゲーム『スターモビール』がメガドライブミニ2に収録されたり、任天堂と協業で『燃やすパズル フレイムテイル』『カタチのゲーム まるぼうしかく』をリリースしたりと、さまざまな活動を行っています。

本作に関わっているスタッフは画像の通り。特に著名なクリエイターとしては、『イース』や『世界樹の迷宮』など数々の作品で知られる古代祐三氏が挙げられます。

ワイヤーフレーム表現が超カッコいい……

スタッフロールが終わると、おなじみ「A long time ago in a galaxy far, far away...」からの「STAR WARS」ロゴ、そしてオープニングクロールがバッチリ再現されています。

クロールが終わると、タナヴィーIVがデヴァステイターに追跡されるシーンが始まります。ワイヤーフレームでありながら、巨大なデヴァステイターの迫力を再現できているのがスゴい……!

ゲームを開始すると、デス・スターを防衛するTIEファイターとの戦いが始まります。バックにあるデス・スターがド迫力。プレイヤーはルーク・スカイウォーカーが搭乗するXウイングを操縦し、全方位に飛び回るTIEファイターをすべて撃ち落とすことが目的です。

基本的な操作は、移動と射撃、加速の3種類。中央のレティクル内に敵を収めてロックオンし、射撃して撃ち落とします。撃つのは弾速の遅いレーザー弾であるため、遠ければ遠いほど当たりづらくなります。

TIEファイターに狙われると画面に「Danger!」という警告が出現し、視点が三人称視点に。こうなると振り切るか被弾するか仲間に助けてもらうまで抜けることはできません。なるべく少ない被害で手っ取り早く抜けるには、敵の狙いと逆方向にすばやく加速する必要があります。

UI左下の数字が0000になると、次のステージに移行します。画面がぱっと切り替わるわけではなく、仲間のスターファイター部隊と共に徐々に地表へと接近する様子が描かれるのが非常にクールです。

このステージでは、青色の障害物に当たらないよう、緑色の司令塔と赤色の砲台を次々と破壊していきます。ステージ1ではうまく立ち回って狙う必要がありましたが、このステージは次々と破壊できる難易度低めなステージなので、爽快感抜群です。

ちなみに、飛行中は方向キーで視点変更が可能。後ろを向けば、原作通りR2-D2がちょこんと座っています。こういった細かいこだわりネタが満載なので、「スター・ウォーズ」ファンは満足できる作品なはずです。

本作のキャラクター音声はサンプリングとなっており、ボイスによって緊張感のある戦いが楽しめます。「スター・ウォーズ」世界を崩さない古代祐三氏の楽曲も素晴らしく、サウンド面でも充実感のある作品です。

ついにデス・スター破壊へ!

このステージをクリアすると、ついにデス・スターの溝に突入し、弱点となる排気口への爆弾投下ミッションが始まります。ラストステージということもあり、画面奥から敵のレーザーがびゅんびゅん飛んできます。

EP4でも屈指の名シーンなこの場面ですが、ゲームでも大迫力に楽しむことができます。左上のレーダーは目標までの距離を示しており、なんとか攻撃に耐えながら進まなければなりません。

徐々に近づいてきた……!と砲台を破壊しながら突き進むと、特殊機体・TIEアドバンストx1に搭乗したダース・ベイダーがルークのXウィングを狙って激しく攻撃してくるという手に汗握る展開に。ここは非常に難関で、うまく避けながら加速して一刻も早く排気口に近づかなければなりません。

しかし、排気口目前でミレニアム・ファルコン号に載ったハン・ソロからの助け舟!後ろについていた3機をすべてはねのけ、ついにラストスパートに突入します。ハン・ソロの「ヤッフー!」という声も聞こえてきました。

ついに見えてきた!緊張の一瞬。青いレティクルで排気口をよーく狙って、赤いターゲットマークが付いたら射撃!そして上方へ急上昇!!

ドゴーン!!! デス・スターは見事宇宙の塵と化しました。映画で息を呑んだあの瞬間を自分の手で体験できるというだけで、非常に素晴らしい作品といえます。

クリア後は、メニューからリプレイを再生できるというお楽しみ要素も。このリプレイはゲーム本編とは違う映画のようなカメラで映されるため、自分のプレイが超クールに仕上がります。隅々までとにかくカッコイイ作品でした。


『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター』は、EP4のミソともいえるあの名場面を自分の手で体験できる素晴らしい3Dシューティングゲームです。ポリゴンではないワイヤーフレームでの表現でありながら、「スター・ウォーズ」世界が力強く、こだわりをもって形づくられていました。

日本製の数少ない「スター・ウォーズ」ゲームですが、ここまで完成度の高いゲームが作られていたことに驚きます。X68000もしくはPC-9801用とどうしてもプレイ環境の用意が難しい作品ではありますが、機会があればぜひプレイしてみてほしい1作です。

《みお》
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