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『IZUNA(仮題)』発表がなぜ話題となったのか? 15年ぶり奇跡の復活、そして過去作の驚くべき価値とは

詳細がほとんど明かされていない『IZUNA(仮題)』の発表が、なぜネット一部で話題となったのか。その理由と、関連作の今に迫ります。

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■入門向けだった『降魔霊符伝イヅナ/弐』、今では高値の花に

※画像は以前撮影したもので、現在とは価格が異なる可能性があります

『降魔霊符伝イヅナ/弐』は現役時代もファンから愛されていましたが、そうした支持とは少し違う方面でも注目を集めていました。それは、中古ゲーム市場です。

2006年、2007年に発売された両作品は、人によっては「レトロゲーム」と判断されてもおかしくない、ひと昔前のゲームです。これだけの年月が経つと、大半のゲームは中古市場でほぼ投げ売り状態。しかし『降魔霊符伝イヅナ/弐』の場合は、事情が全く異なります。

あくまで個人で調べた範囲ですが、1作目『降魔霊符伝イヅナ』の中古価格は1万円台中盤がほとんど。パッケージや説明書なしならもっと安くなりますが、ゲームカートリッジ単品でも定価を超えています。

しかし、さらに上を行くのが『降魔霊符伝イヅナ 弐』。こちらの中古価格は、なんと3~4万円に集中しており、プレミア価格になっている1作目の2倍以上の値がついています。

プレミア=優れた作品、とは限りませんが、奇抜さや希少価値だけでこれだけの高値がつくのはごく一部。また、現時点で高額な『降魔霊符伝イヅナ 弐』も、2018年中盤までは1.000~2,000円台くらいの値動きでした。それが今や、すっかりプレミアソフトの仲間入り。手に入れたいニーズと、徐々に目減りする在庫とのバランスが崩れ、価格の高騰を招いたのです。

そのおかげで、近年『降魔霊符伝イヅナ/弐』の存在を知っても、おいそれと手が出ない高嶺の花状態に。縁がなかったと言えばそれまでですが、出会いがあっても機会が狭き門というのは、実に残念な話です。

■完全新作? それともリメイク? どちらに転んでも朗報になる『IZUNA(仮題)』

当時手に入れた人以外は、おいそれと触れるチャンスもない『降魔霊符伝イヅナ』シリーズ……それが、先日までの状況でした。しかし『IZUNA(仮題)』の発表で、停滞していた環境が一変しました。15年も前のシリーズ作が復活、プレ値で手が出なかったシリーズの最新作が遊べると、ネット上で沸き立つのも無理のない話です。

前述の通り、現時点ではまだ『IZUNA(仮題)』の内容はまったく分かりません。完全新作かもしれませんし、1作目や2作目のリマスターやリメイク、リブートの可能性も十分あります。

しかし本シリーズの場合、どちらに転んでも決して悪い話ではありません。完全新作が嬉しいのは至極当然ですが、仮に『降魔霊符伝イヅナ』や『弐』のリマスターだとしても、プレミアで手が出ない作品がぐっと手に入りやすくなるので、これもまたひとつの朗報でしょう。

さらにリマスター版の売れ行きが好調なら、その後に改めて完全新作が作られるかもしれません。ファンによし、新規ユーザーによし、サクセスによしと、Win-Win-Winの関係です。

まだ開発開始と報じられたばかりなので、新たな続報が届くまで少し時間がかかるはず。ですが、現時点ではどこを切り取っても朗報づくしの『IZUNA(仮題)』。今後の展開にも期待しましょう!



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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