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なぜ、時代に逆行した『世界樹の迷宮』は成功したのか? リマスター版にも受け継がれるその魅力とは

リマスター版の発売も決まった『世界樹の迷宮』。果たしてどんな魅力で当時のプレイヤーを引き付けたのか。未経験のユーザーへのお勧めポイントと併せて紹介します。

ゲーム コラム
なぜ、時代に逆行した『世界樹の迷宮』は成功したのか? リマスター版にも受け継がれるその魅力とは【UPDATE】
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■未経験者よ、不安に駆られることなかれ! これから楽しむ『世界樹の迷宮』のポイント

時代と共に失われつつあったマッピングの楽しさと、カジュアル層を意識して緩和されつつあった冒険の厳しさに真っ向から取り組んだ『世界樹の迷宮』シリーズ。その初期を支えたナンバリング3作品のリマスター版が、6月1日にリリースされます。

本作にどんな楽しさが待ち受けているのか、シリーズファンにはもはや説明の必要はないでしょう。しかし、リマスター版で初めて『世界樹の迷宮』の存在を知った未経験のユーザーは、本作に向けて期待と不安の両面を抱いていることと思います。

リマスターされる3作品の中で最も新しい『世界樹の迷宮III 星海の来訪者』ですら、オリジナル版が出たのは2010年4月なので、今から13年くらい前の話。そんな昔のゲームを今も楽しめるのか、気になる方も多いはず。

前述した特徴のひとつ「手書きマッピング」の手応えは、実際に体験してもらうほかありません。ですが、マッピングの要素が自分と合わなくても、リマスター版に搭載される「オートマッピング」を活用すれば、手間は最小限で済みます。オートマッピングにより、歩いた床や隣接する壁は自動的に記録されるので、不慣れな方はこちらを頼りましょう。設定でOFFにもできるので、従来の手書き派もご安心ください。

戦闘のバランスも、お伝えした通り歯ごたえがあり、攻略し甲斐のある絶妙なラインです。またこちらを不安に思う人は、難易度調整で「ピクニック」や「ベーシック」を選べば、オリジナル版よりも気楽に楽しめるはず。なお、オリジナル版準拠の「エキスパート」もあるので、腕に覚えのある方は当時の難易度に挑戦してみましょう。

ここからはプレイ感の話も交えますが、迷宮は階層ごとに個性があり、それが攻略に関わる場合も少なくありません。そのため、「ずっと同じ景色ばかり」といったダンジョンRPGにありがちなマンネリさとは無縁です。また構造も、意外な場所にショートカットがあったり、強敵を回避する抜け道を見つけたりと、探索要素も盛りだくさん。

また戦いは厳しいものの、職業の強みを見つけて磨けば、強敵とも十分に渡り合えますし、敵を倒して手に入れる素材が、新たな武具の獲得に役立ちます。「敵は強いが、見返りも大きい」というRPGの基本が序盤から終盤まで余すところなく続き、戦力を更新する楽しさを頻繁に味わえるのもポイントです。

自分だけの冒険を記した地図と、それを眺めて振り返る楽しさ。ごり押しが通じず、攻略性が高い戦闘と、苦労した分だけ見返りがあるバランス。長すぎないテキストから垣間見える、想像を刺激するストーリーと行間など、レトロながらクラシカルではない面白さが、『世界樹の迷宮』に詰まっています。

懐かしいけど新しい。そんなRPGを求める人は、『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。パッケージ版は3作セットのみですが、ダウンロード版は作品の単体発売もあります。ですが、コスパの面ではセットが断然お得。どれに手を伸ばすか、好みとコスパを考慮しつつ決めましょう!

(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.

※画像は全て『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』のものです。

※UPDATE(2023/2/19 20:55):当初公開した記事につきまして、毒の仕様について間違いがありました。謹んでお詫び申し上げますとともに、訂正致します。また、本文冒頭のアクションRPGに関する記述について、より文章の意図をわかりやすくするため修正しました。


なぜ、時代に逆行した『世界樹の迷宮』は成功したのか? リマスター版にも受け継がれるその魅力とは【UPDATE】

《臥待 弦》
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