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『DbD』は知らんが「ドラゴンボール」ならば知っている!『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』はそんな人でも見るとこあります

DBファンボーイの視点から『DBブレイカーズ』を遊んでみました。

ソニー PS4
『DbD』は知らんが「ドラゴンボール」ならば知っている!『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』はそんな人でも見るとこあります
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12月4日~5日にかけて、「ドラゴンボール」を原作とした、バンダイナムコエンターテインメントの新作非対称対戦系アクション『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』のベータテストが行われました。

筆者もテストには参加したのですが、実のところ非対称対戦と呼ばれるタイプのゲームを過去に『Evolve』くらいしか遊んでこなかったため、あのゲームと比べてここはこう、といった指針が全くありません。しかし、「DBゲー」としてならば話は別です。

実は筆者、「DBゲー」に関してはFC『神龍の謎』からアーケードの『スーパードラゴンボールヒーローズ』まで、某英社の攻略本などの仕事を含め、古今東西の作品をやたらとプレイしてきた過去があります。そこで本記事では、その知見を活かし、「DBゲー」としての『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』のポイントに迫ります。

「いやDBファンじゃないので……」という貴方のための、いわゆる通常のプレイレポはコチラを御覧ください。

過去イチ怖いかもしれないDBゲー

PVを既に視聴した方はわかると思いますが、序盤妙に怖いですよね。本作をいわゆる「DBゲー」として見た場合、ここまでホラーに寄せた作品は過去無かったのでは?

PVはいわゆる「セル編」の序盤、セルがジンジャータウンの住民をすべて吸収していく様をオマージュしたものとなっています。DBでも屈指の不気味さがあるこのシーン、よくここに焦点を合わせたな、と、開発のディンプスに応援メッセージを贈りたい気分です。おかげで本作の異質さ、そして「戦ってはいけない」というルールが一瞬で理解できます。

基本的には狙われるとまず助かりません。

「ドラゴンボール」は長期連載であることもあり、雰囲気に変化があったことは皆さんご存知でしょう。いわゆるアニメにおける「無印」~「Z」の違いであるところの、孫悟空の少年期と青年期以降での作風の差が顕著ですね。とはいえ、完全にシリアスになることは少なく、例えばブウ編などではグレートサイヤマンといった悟飯ちゃんが妙なセンスを披露するギャグ要素もいれつつ展開しています。しかしセル編は「得体のしれない謎の生物が街を破壊せずに住人だけを消す」といったような、「悟空達は今いったい何と戦っているんだ……」というホラー感のある描写が何故か多いんですよね。もちろん最終的にはバトルで勝負を決めますし、もちろんそこが良いわけですが。

「DBゲー」としてみれば、ここまで怖かったのは過去にFCで発売された『大魔王復活』の最序盤、クリリンがカメハウス2Fで死んでるシーンくらいじゃないでしょうか。気になった方は調べてみてください、BGMと相まってやたら怖いですので。

怖いだけで終わらないのもグッド

ドラゴンボールが揃えばZ戦士の力を借りるのではなく、Z戦士そのものにもなれます。

筆者が非対称対戦系のゲームをあまりプレイしてこなかった背景には、生存者側に対抗手段がなさすぎる(実際はそうでもないのかもしれませんが)イメージがあり、ちょっと苦手意識があったからです。しかし今作はサバイバー側にも複数の対抗手段があるため「やってみよっかな」という気になりました。幽霊だって撃てば殺せて、銃さえ渡してくれればどんな怪物にだって立ち向かえる、そんなゲームでないと耐えられない筆者のようなゲーマーはきっと多いでしょう。ならば、今作はまさしくそういう人のためのゲームでした。

今作ではそのための“武器”は初期から持ってる光線銃でもなければ、箱をあさっていると手に入る鳥山っぽさあふれるバズーカでもなく、「Z戦士たちの力、お借りします!」という感じの変身(ドラゴンチェンジ)が担っています。

実際、試合の展開が噛み合うと悟空、ベジータ、ピッコロなどの力を借りたサバイバー軍団がセル(第1形態)をボコボコしてそのまま勝利、といった展開もありました。うまく行けばレイダーを討伐できてしまうという、このインフレ具合はある意味DBですね。バトル中はおなじみの高速で展開する肉弾戦や、距離をとっての気弾連打、スピーディなエネルギー波の撃ち合いなど、DB的バトルシーンが連続して発生するのもテンションが上がります。

サバイバーとしてこれらの限界バトルを横目に見ながら必死に逃げ回るのも、DB世界の一般人になった感じが出て趣があっていいですね……!なんの気なしにバトル中のセルに向かってバズーカを撃ち込んでやっぱりかすり傷ひとつ付けられないなと確認するのももはや楽しくなってしまいます。

セルはちゃんと「HOPE!!」の文字のあるタイムマシンからスタートします。

筆者はテスト中レイダーでマッチングすることはほぼなかったのですが、1回だけレイダー側でも遊ぶことができました。したがって、残念ながらレイダーとしての空気感は完全に把握できたとはいいづらいのですが、それでもとても印象に残ったエピソードが。

死を覚悟したセル。

それは、まだこちらが幼虫の状態のこと。前述したセル編初期のホラーモンスター感をバリバリに出しながらNPCを吸収し進化しようとしていた際に、突如としてサバイバー2人に襲われた時はもう血の気が引くと同時に笑えました。全く手も足も出ません。ところでセルの幼虫のあの四本生えているのは手なんでしょうか足なんでしょうか。いずれにしても、ボコボコにされて「完全体になれさえすれば…!」というセルの心境が真に理解できる日が来るとは……。

ウーロンを操作できるゲームってDB初?

ギャルのパンティは手に入りませんが、この後はピッコロに変身してセルを討伐しました。

PVでも、悟空やベジータなどを差し置いてウーロンやブルマなどが活躍しているシーンが確認できるように、今作では「戦闘力のないキャラ」を操作できる珍しいDBゲーです。

原作キャラは「キャラスキン」という形でセットして使います。

ここで注目したいのはズバリ「ウーロン」。それこそ、ウーロンが操作できるDBゲーって史上初ではないでしょうか?ウーロンが操作できる可能性がある程度に存在感のある時期のタイトルを考えれば、FC『神龍の謎』では敵キャラ扱い、『大魔王復活』『悟空伝』ではお助けカードにされてしまっていますし。筆者の守備範囲外であった『ドラゴンボールレジェンズ』等のソシャゲでチャンスはあったかもしれませんが……。いずれにしてもアクションゲームできちんと操作できるのは注目です。

ところで、ウーロンといえば、最初期の「ギャルのパンティおくれーっ!!!」でのピラフ一味の願い阻止のファインプレーが印象的ですね。しかし、今作はそれどころじゃありません。まがりなりにも、あのセルに対してウーロンの活躍によって勝利が訪れる、なんてシーンが発生するのも見どころでしょう。ミスターサタンだってセル編じゃここまでの活躍はできてませんでしたからね。

なお、今回のベータテストではプレイアブルではありませんでしたが、ブルマも操作キャラとして使えるようです。ブルマは過去に『ドラゴンボールDS2』や『スーパードラゴンボールヒーローズ』で操作キャラとして登場しています(11年前のインサイドの記事がありました)。ただし、今回は上記2つとも違う、「兎人参化~ピラフ編」あたりの衣装なのもイイ……。

また、これまでのDBゲーで操作キャラとして登場したことのまずないような木っ端DBキャラが登場する可能性があるというのはワクワクしますね。個人的にはストレートにあの「戦闘力5のおじさん」か、あるいはレッド総帥で逃げ回りたいです。

ゼノバースとの連動&原作要素が楽しみ

本作、公式サイトでも明言されていますが、サバイバーのホームとなっている場所は、『ドラゴンボール ゼノバース2』に登場したコントン都の隣町(原文ママ)です。たしかによく見れば向こう岸に大きな街が確認できます。

トランクスの視線の先には若かりし頃のブルマがいるのもドラマを感じさせます。

「ゼノバース2」は悪意ある者が行った歴史改変を再び元の状態に戻すため、「時の界王神」率いるタイムパトロールが各地へ急行、本来ならその場でおこるはずのない事象を解決して回るといったストーリーが展開する、ドラゴンボール的3次元アクションが楽しめる作品です。セル編で(ある意味)本来の未来に向かわないようにしてしまった未来から来たトランクスも、当初は懲罰の意味も含めてタイムパトロールで活動していました。コントン都は同作におけるプレイヤーたちタイムパトロールの拠点となる街です。

ベータテスト中は遠くに見えるだけでしたが、サービス開始の暁にはコントン都にも足を運べるようになるのでしょうか。現状のホームがそこそこ狭いだけに、中々の広さがあるコントン都のようなところで自由に動き回れるとキャラ操作の練習にもなりそうなのですが。

フリーザの宇宙船はちゃんと上部から侵入可能。

また、『ゼノバース2』と世界観を共有している本作。今回は「時の綻び」と呼ばれる異常事態が発生しているため、世界の時系列がゴチャゴチャになっているようです。

残り一人で相手はセル第二形態な上に2箇所仕事が終わっておらず立ち尽くす図。

そのため、フィールドには原作に登場したランドマークがそこかしこに存在しています。セルの作りあげた「運命を決めるにしちゃせこいリング」をはじめとし、DBらしい都エリアもあり、荒野にはフリーザの宇宙船が泊まっています。これからもフィールドの追加はあるでしょうし、新たなランドマークも期待できそうです。悪魔の便所と針山地獄の登場待ってますから!


一番右の人、髪型と衣装が合わさって別のドラゴンの3作目から来た人みたいに……。鳥山キャラではあるけどさ、あっちも!

今までに無い斬新なDBゲーとして期待できそうな本作。来年初頭のサービスインをワクワクしながら待つことにしたいです。

ところで本作、日本人にとってはSteamでプレイできるはじめてのDBゲーになりそうですね。これでやっと大型セール期間中に「ドラゴンボールフランチャイズ!0%オフ!」の表記を見ずに済むのでしょうか。

詳細は記事の執筆時点では明らかにされていませんが、せっかく『ゼノバース2』との連動要素もあるらしいですし、Steamで『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』を楽しむ、家庭用機のないPCゲーマーでも存分に要素を楽しめるよう、これを期にSteam版の「ドラゴンボール」タイトルを日本にも解禁してくれてもいいんですけど。『ゼノバース2』はもちろん、『KAKAROT』も『ファイターズ』も『ヒーローズ ワールドミッション』も既にSteamにありますからね、日本から遊べないし日本語も入ってないだけで。

バンダイナムコエンターテインメントさん、東映さん、集英社さん、そこのところ、よろしくおねがいします!

《KADEN》
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