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「RTA走者は常にモモアゲ」「文字通り体力バカですね」─リングフィットRTAのWR保持者・えぬわた氏の解説動画がパワーワード連発

『リングフィット アドベンチャー』RTAの世界記録を持つえぬわた氏。自身のプレイを踏まえた解説動画が公開されていますが、飛び出すワードがどれも力強く、驚かされるものばかりです。

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「RTA走者は常にモモアゲ」「文字通り体力バカですね」─リングフィットRTAのWR保持者・えぬわた氏の解説動画がパワーワード連発
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ニンテンドースイッチソフト『リングフィット アドベンチャー』のRTAで知られているえぬわた氏が、自身が持つ世界記録についての解説動画のPart2を、今月頭に公開しました。

プレイ開始からゲームクリアまで駆け抜け、そのクリアタイムを競う「RTA(リアルタイムアタック)」。このチャレンジは世界中に広まっており、多くの方々が様々なタイトルでRTAに挑んでいます。

いずれのRTAも厳しい戦いですが、『リングフィット アドベンチャー』は実際に身体を動かしてプレイするゲームなので、技量や集中力に加え、強靭な肉体能力も求められます。『リングフィット アドベンチャー』のRTAは、心身共に酷使する過酷な戦いが待ち受けている競技、とも言えるでしょう。

この激闘に挑み、「100% Intensity Level 30 Intended(コンプリート率100%、負荷レベル30、正しい姿勢)」という条件で、世界最速記録の28時間22分12秒を叩き出したえぬわた氏。その結果も度肝を抜かれますが、この記録を解説する動画のPart1をYouTubeに公開したところ、再生回数は45万回を突破(9月5日 時点)。こちらにも大きな注目が集まりました。

そして先日、Part1に続く新たな解説動画(Part2)をお披露目。このPart2では、RTAの解説に加え、えぬわた氏がRTAを始めたきっかけなども綴られました。

RTAで好記録を目指すためには、綿密なプレイ計画も重要。えぬわた氏は、どのタイミングでどのスキルを習得するか、計算してプレイしているとのこと。また、メニュー画面を開いてスキルを習得する時間を考慮し、必要な時にまとめて取得するように心がけるなど、わずかでもクリアタイムを縮める努力をこまめに積み上げています。

ゲームの進行が進み、モモアゲをしないと速度が落ちてしまう「沼」に突入。速度が落ちる=クリアタイムに響くため、ロスは回避しなければなりません──が、実は本作のRTA走者にとっては、これは何の問題もないギミック。

というのも、本作のRTAはレベル上げの関係から、走っている間は空気砲の連射(リングコン押し込み)とモモアゲを常に行っています。つまり、「沼」以外でもモモアゲを続けているため、RTA走者にとっては普通の道と変わらない状況なのです。「RTA走者は常にモモアゲをしているので問題ありません」と解説する台詞も、非常に力強いものを感じさせます。

さらに、「下り坂に敵がいるところは、 1回のジャンプで飛び越えられる」「沼はモモアゲでもスピードが落ちるので、ジャンプして回避するのもテクニックのひとつ。ただし、ジャンプするとモモアゲ分の経験値が取れず、空気砲も撃てないので、レベル上げ中はそのまま突っ込む」など、細かいテクニックの話なども飛び出しました。

またRTAでは、クリアに関係ない要素を省き、必要な部分に注力するといった判断も重要。例えば、「宝箱」の取得は達成率に関係ないため、欲しい中身の時だけとればOK。一方、ミニゲームは達成率に関わるので、全てクリアする必要があります。

ミニゲームは、クリアできるスコアさえ稼げれば問題ありません。そのため、ミニゲームの制限時間を活用し、運動量増やして経験値を稼ぐことも可能です。ただし、経験値の効率は走行時の空気砲を下回るので、休息にあてるという選択肢も視野に入ります。

この動画では、えぬわた氏はミニゲーム中も経験値を稼いでいましたが、そんな自身の行動を振り返り、「今思えば文字通り体力バカですね」とコメント。動画内の激しい動きと冷静な解説のギャップもまた、この動画の見どころのひとつでしょう。

そしてえぬわた氏は、解説のかたわら質問にも回答。「マッチョだからリングフィットRTAを始めたのか、RTAを始めてマッチョになったのか」との投げかけには、長年体操競技を行っており、ある程度の筋肉があったこと。ゲームキャラ「リトルマック」と顔が似ており、そのコスプレをすべくジムに通ったこと。フィジークの大会に出ようと身体を鍛えたこと(ただしコロナ禍により出場を断念)などを明かしました。

こうした背景を持ち、大会に出場できずトレーニングのモチベーションを失っていたところ、リングフィットRTAと出会って再燃。4ヶ月で2kgの増量を行い、見た目も変わるほど徹底したトレーニングに励み、食事も意識して現在の身体にたどり着いた模様です。

えぬわた氏の熱意と努力が結実した肉体が、着実なゲーム進行へと繋がり、続いてステージ2のトリを飾る「ドラゴ」との戦いが始まります──が、初手に放った「アームツイスト」の一撃だけで撃してしまいます。さしものドラゴも、ゲーム内外にわたって鍛え続けたえぬわた氏の成果の前では、あっけなく沈むほかありません。

これだけ濃密なプレイと解説を綴りつつも、動画ではまだ1/3が過ぎたくらい。本記事で紹介した部分は、時間にして約8分ほどの内容に過ぎません。Part2だけでも20分近い映像となっており、その分見応えも満点。もっと詳しく知りたい方は、Part1と合わせて直接ご覧ください。

ちなみに、Part2終了時点でのプレイ時間は、1時間43分ほど。世界記録によるクリアまで、まだ27時間ほどかかります。改めて、えぬわた氏の成し遂げた偉業に驚かされるばかりです。


《臥待 弦》
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