人生にゲームをプラスするメディア

幻のPC版『スーパーマリオブラザーズ3』発見!博物館に寄贈される

『Doom』開発者が手掛けた幻のPC版『スーパーマリオブラザーズ3』が発見され、博物館に寄贈となりました。

任天堂 その他
『Doom』開発者が手掛けた幻のPC版『スーパーマリオブラザーズ3』が発見され博物館に寄贈
  • 『Doom』開発者が手掛けた幻のPC版『スーパーマリオブラザーズ3』が発見され博物館に寄贈

2015年に『Doom』のクリエイターでもあるジョン・ロメロ氏が、過去に任天堂に持ち込んだというPC版『スーパーマリオブラザーズ3』のデモの動画を公開していましたが、実際に動作するデータの入ったフロッピーディスクが発見され、「ビデオゲームの殿堂」で知られるストロング国立演劇博物館(The Strong National Museum of Play)に寄贈されました。


2015年に公開された動画

このPC版『スーパーマリオブラザーズ3』は、id Softwareの共同設立者であるジョン・カーマック氏が開発した高速横スクロールグラフィックス処理を用いて1週間で制作されたデモ作品で、1990年に任天堂に売り込んだものの製品化には至りませんでした(その技術は後に『Commander Keen』を生み出した)。


『Commander Keen』

ストロング国立演劇博物館のデジタルゲームキュレーターAndrew Borman氏によれば、デモの入ったフロッピーディスクは匿名のゲーム開発者から寄贈された資料に含まれていたもので、予期せぬ発見だったそうです。


劣化を防ぐためフロッピーはイメージ化され、研究者や関係者の依頼に応じて利用可能になるとのこと。現時点で一般公開は計画されていないものの、Borman氏は「将来的には多くの機会がある」と語っています。


もし、任天堂があの時にゴーサインを出してPC版『スーパーマリオブラザーズ3』が発売されていたらゲーム業界は一体どうなっていたのか、歴史のIFを想像するだけでもワクワクしますね。

『Doom』開発者が手掛けた幻のPC版『スーパーマリオブラザーズ3』が発見され博物館に寄贈

《RIKUSYO》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『MOTHER2』インパクトありすぎな敵キャラ10選

    『MOTHER2』インパクトありすぎな敵キャラ10選

  2. 『モンハンライズ』これでカムラの里マスター!?勲章「歩き疲れない下駄」入手への道&カムラの里人物名鑑

    『モンハンライズ』これでカムラの里マスター!?勲章「歩き疲れない下駄」入手への道&カムラの里人物名鑑

  3. 『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』ヒロイン級に可愛いモンスター娘、ツェンカーちゃんに注目したい【特集】

    『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』ヒロイン級に可愛いモンスター娘、ツェンカーちゃんに注目したい【特集】

  4. 【実験】アイレムのファミコンカセットに付いてたLEDライトは、夜間どれくらいの距離まで認識できるのか?

  5. 国内ではほとんど情報が無い海外版ファミコン「NES」の不思議な世界─ソフトの入れ方すら異なる“別物”っぷり!生粋のマニアがその魅力を語る

  6. 可愛い仔犬と一緒にLet'sコミュニケーション、DS『仔犬の部屋』が明日発売

  7. 『モンハンライズ:サンブレイク』に「ラギアクルス」は登場しない―辻本氏がメディアインタビューで明言

  8. DS『超化石モンスターバトル ゲキトツ・ギャラクシー』コンプリートBOXプレゼントキャンペーン実施

  9. 定価10倍のプレミアソフト、DS『コロぱた』がDSiウェアで復刻か ― ラックプラス社長がTwitterで「デバッグ作業」を報告

  10. 『ゼノブレイドクロス』戦闘の基本から仲間と連携を図る「ソウルボイス」まで、映像と共にご紹介

アクセスランキングをもっと見る