人生にゲームをプラスするメディア

スクエニ三宅陽一郎氏がゲーム開発におけるAI技術論文で「2020年度人工知能学会論文賞」を受賞

「ゲームAIに関する記念碑的論文になり得る内容」とされています。

ゲームビジネス 開発
スクエニ三宅陽一郎氏がゲーム開発におけるAI技術論文で「2020年度人工知能学会論文賞」を受賞
  • スクエニ三宅陽一郎氏がゲーム開発におけるAI技術論文で「2020年度人工知能学会論文賞」を受賞
  • スクエニ三宅陽一郎氏がゲーム開発におけるAI技術論文で「2020年度人工知能学会論文賞」を受賞

スクウェア・エニックスは、同社テクノロジー推進部リードAIリサーチャーの三宅陽一郎氏が、「2020年度人工知能学会論文賞(JSAI Best Paper Award 2020)」を受賞したことを発表しました。


同賞は人工知能学会会誌上で発表された論文を対象に「独創性」「学術・技術上の寄与と波及効果」「表現のわかりやすさ」の観点から優れた論文に授与されるもの。受賞した論文「大規模 デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装 -FINAL FANTASY XVの実例を基に-」は、AI(人工知能)技術がゲーム開発においてどのように活用されているかを解説する内容です。


また同発表によると、「ゲームに馴染みがない分野の読者にもわかりやすいように概念がまとめられている」「社会実装の実例として興味深い研究が行われている」「本論文により接点を与えられた読者がゲーム開発に貢献する可能性が高い」といった点が評価され、「ゲームAIに関する記念碑的論文になり得る内容」として受賞に至ったとのことです。


三宅氏は受賞コメントとして「当社が積み上げてきたAI技術の研究成果を、人工知能学会様より高くご評価いただき、深く感謝しております」と述べています。


三宅陽一郎氏
論文中で実例として扱われた『FINAL FANTASY XV』(画像は「WINDOWS EDITION」)

「大規模 デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装 -FINAL FANTASY XVの実例を基に-」はこちらで閲覧が可能です。

《いわし》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. ミドルウェア開発からゲーム制作まで~シリコンスタジオにPS3『3Dドットゲームヒーローズ』について聞く

    ミドルウェア開発からゲーム制作まで~シリコンスタジオにPS3『3Dドットゲームヒーローズ』について聞く

  2. カジュアルゲーム世界最大手・ポップキャップゲームズに聞く『ビジュエルド伝説』と同社の戦略

    カジュアルゲーム世界最大手・ポップキャップゲームズに聞く『ビジュエルド伝説』と同社の戦略

  3. 【特集】『東方Project』商業・海外展開の裏側、その背景には時代の変化が

    【特集】『東方Project』商業・海外展開の裏側、その背景には時代の変化が

  4. マジコンの被害は世界で3兆8160億円・・・CESAと東大馬場章研究所が調査結果

  5. マリオの1コインは370万円の価値あり!? ドルより強いゲーム通貨

  6. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  7. 『シェンムー』聖地巡礼ガイドマップを制作した横須賀市にインタビュー! 担当者ふたりの情熱がファン垂涎のアイテムを作り上げた【特集】

アクセスランキングをもっと見る