8月1日に世界同時発売となる「レゴ スーパーマリオ」。この奇跡のコラボに、どちらのファンも発売日を今か今かと待ちわびているのではないでしょうか。
そこでインサイドでは「レゴ スーパーマリオ」のデザインリード、ジョナサン・べニング氏にお話をうかがいました。
―――任天堂とレゴ、どちらから声をかけて今回のコラボレーションが実現したのでしょうか?
ジョナサン・ベニング氏(以下、ジョナサン):どちらからというわけではないのですが、5年前に任天堂とレゴの経営陣が京都で会った際に、「このプロジェクトをやろう」という流れになりました。そこからプロダクトチームが編成され、いろんなアイデアを幅広く出していきました。
ーーージョナサンさんは「スーパーマリオ」シリーズをプレイしていますか? 好きな作品はありますか?
ジョナサン:もちろんプレイしていますよ。最近プレイしたのは『スーパーマリオ オデッセイ』で、これまでの一番のお気に入りは『スーパーマリオ64』です。
ーーー「レゴ スーパーマリオ」は主にどのような遊び方ができますか?
ジョナサン:まずマリオを主役にしています。かわいいですよね。いろんな動きに対して彼自身が反応するんです。こうやって激しく動かせば目を回しますし。
―――目がくるくるしていますね!
ジョナサン:そして、青なら水、緑なら草、赤かったらマグマ、というふうに、下のレゴブロックの色に対してマリオのリアクションが変化します。赤いブロック(マグマ)の上に乗せると、そこはもちろん熱いので身体に火が点いてしまうわけです。だから青いブロック(水)までマリオを連れていってあげましょう。そうすると身体の火が消えますし、彼も「ああよかった」と安心してくれます。
ほかにも一部のブロックには、特殊なステッカーが貼られた「アクションブロック」があり、それに触るとマリオが異なった反応をします。クリボーの上にマリオを乗せると、踏んだ時の音がするといった具合ですね。
―――「レゴ スーパーマリオ」は具体的にはどのように遊ぶのでしょうか?
ジョナサン:ゲームが始まると残り時間を示すタイムクロックが出るので、時間内にコインやキノコを集めながら、ゴールを目指しましょう。最後まで辿り着くと、テレビゲームのマリオ同様に旗が上がって、コインがもらえます。また専用のアプリを使うと、より遊びの幅が広がっていきます。
当初はアプリで次のコースを確認して、クリアしたらまた次のコースへ~といったことも考えていました。しかし、作られたコースをそのままマネしても面白くないですし、コース作りの魅力が縛られてしまうのではという危惧もありました。やはり自分の想像で自由にコースを作ったほうが面白いですし。そういった理由でこの遊び方は採用を見送りました。
―――複数人で遊ぶようなことはできるのでしょうか?
ジョナサン:そうですね、ぜひ家族でテーブルを囲んで、一緒に楽しんでもらいたいです。お子さんがコースを作って、それに親が挑戦するなんてのも良いですね。マリオもレゴも広い世代に愛されてきているので、「レゴ スーパーマリオ」も同様に遊んでいただけたらと思います。
―――ゲームのマリオはコインを集めると1upするのがお約束ですが、「レゴ スーパーマリオ」でもコインを集めるとなにか良いことがあるのでしょうか?
ジョナサン:プロジェクト当初は「コインを集めるとなにかリワードを」というアイディアはあったのですが、そうすると「とにかくコインを集めたい」という思いを掻き立ててしまうのではという懸念も生まれました。
任天堂側からの「マリオのリアクションに焦点を当ててほしい」という要望もあり、コイン(スコア)によってゴール時の反応が変化するという形になっています。
―――「レゴ スーパーマリオ」は拡張アイテムの販売が発表されています。それとは別に、従来のレゴブロックも組み合わせて遊べるのでしょうか?
ジョナサン:もちろん従来のレゴブロックも使えます。それに対応している色であれば、自宅にあるどんなものでもマリオはちゃんと反応しますよ。
―――先ほどから見ているとマリオの表情がとても豊かだと感じました。表情や胸の液晶の表示パターンはどれくらいあるのでしょうか?
ジョナサン:発売時には200以上のパターンがあります。すべての表情やアクションを見つけるには時間がかかると思うので、じっくりと遊んで楽しんでいただけたらと思います。
―――最後に、8月1日の「レゴ スーパーマリオ」の発売に向けて、楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
ジョナサン:本当に「レゴ スーパーマリオ」を楽しんでいただければなと思います。ファンの皆さんはいつも、私たちが想像もつかないような作品を作ってくださるので今回もそれが楽しみです。「レゴ スーパーマリオ」は従来のレゴとの組み合わせもできますので、クリエイティブに色々な作品を作っていただき、我々を驚かせてほしいです。
―――ありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
任天堂 アクセスランキング
-
【特集】『星のカービィ』一番強いのはどれだ!?最強コピー能力10選
-
『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ
-
【特集】『星のカービィ』シリーズ、絶対に忘れられないシーン10選
-
『マリオカート8 デラックス』初心者ドライバーが勝つための8つのポイント
-
『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】
-
『ロックマンX』シリーズ屈指の人気キャラ・ゼロに秘められた過去とは…?
-
『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた
-
任天堂のゲームのトラウマ10選 ─ 思い出すだけで恐怖が蘇る!?
-
任天堂のかわいいゲームキャラ10選!“かわいい”にもいろいろあるかも?
-
『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた