今回プレイするのは、セガゲームスが贈るPlayStation 4向けソフト『新サクラ大戦』です。
本作は、架空の太正時代を舞台に、平時には劇場に立つ歌劇団として、戦時には悪と戦う華撃団として、少女たちが活躍するドラマチック3Dアクションアドンベンチャーです。
前作『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』から14年ぶりの続編!中学生の時からシリーズファンである僕も、久しぶりの復活に大歓喜です。
キャラクターデザインが変更されたり、バトルシステムが3Dアクションになったりと、旧作とはガラリと姿を変えており、正直ちょっと不安なところもあるのですが、あの主題歌を聴いてしまうと不安が吹き飛ばされました。
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ゲームをスタートせず、ひたすらオープニングデモを見てました!
劇場を自由に歩き回れるぞ!アドベンチャーパート
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「降魔大戦」と呼ばれる帝都を襲った戦いから10年……帝都・巴里・紐育華撃団の活躍により、世界は平和を取り戻していた。勇敢な華撃団全員の消息と引き換えに……。
本作の主人公である神山清十郎が帝都に赴任してきたところから物語が始まる。
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この少女は、帝国華撃団・花組の隊員、天宮さくらちゃん。旧作に登場した真宮寺さくらを彷彿とさせる名前とビジュアルだ。可愛い。
『サクラ大戦』シリーズでは、アドベンチャーパートとバトルパートに分けられている。シリーズお馴染みの、LIPSと呼ばれる時間制限式選択肢も健在だ。
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選択肢によってキャラの信頼度が上下するシステム。対象キャラの性格を見極めて喜んでくれる会話を選ぼう。
こういう一昔前のギャルゲーのようなシステム好きなんだよね。嬉しい。
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自由度の高い洋ゲーRPGだと、突飛な選択肢やバカっぽい選択肢を好むのだが……オモシロ選択肢は2周目……1周目はガチ!
それにLIPSは、表示されているものだけが全てではない。わざと制限時間をオーバーして何も選ばないという選択も可能なのだ。
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会話の途中で急に無言になるおじさん。
劇場内には魅力満載!あのお風呂場も!
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劇場内は、客席から舞台裏、隊員の部屋、お風呂場まで自由に散策出来る。
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定番の「お風呂場で葛藤する」ネタも健在だ!
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スマホのようなガジェット「スマァトロン」には地図が表示される。キャラの居場所やイベント発生場所が一目瞭然なので非常に便利だ。
ストーリーを進めるメインイベントの他にも豊富なサブイベントが用意されている。劇場内には様々なキャラが登場するので、あっちこっち散策するのも楽しいぞ。
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過去作の主要キャラのすみれさん。
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帝国華撃団・花組の隊員のクラリス。
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売店で販売員をやっているこまちなど……どの娘もみんな可愛い。ストーリーを進めるごとに可愛いキャラがどんどん追加されていくぞ!
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ちなみに僕のお気に入りキャラは東雲初穂ちゃん。彼女たちとのイベントは残さず発生させていきたいところだ。
SLGからACTに生まれ変わったバトルパート!
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アドベンチャーパートを終えるとバトルパートが始まる。
過去作のバトルパートはターン制ストラテジーだったが、本作では無双系の3Dアクションになっている。
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弱攻撃は◯、強攻撃は△ボタン、必殺技は□ボタンで発動する。基本的にボタンを連打しているだけでお手軽にコンボが繋がるので、アクション下手なおじさんもニッコリ!
ただ、僕の中では□と△が通常攻撃、◯ボタンが必殺技のイメージなので……
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通常攻撃をしようとして、間違えて無意味に必殺技を放ってしまうこともしばしば。キーコンフィグが無いのが残念だ。
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ほぼ一本道のダンジョンのような場所を、ザコ敵を倒しながら進んでいく。足場の悪い道をジャンプで飛び越え、壁走りをして駆け抜けるなどのステージギミックが用意されている。
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最奥まで行くとボス戦だ。ザコ敵とは違い、攻撃方法も多彩でなかなかに強敵だ。そんな時に役立つのがジャスト回避。相手の攻撃に合わせてステップすると発生する。
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ジャスト回避中は敵の動きが止まり、一方的に攻撃出来るぞ。敵の攻撃にタイミングを合わせなくても、ステップボタンを連打しているだけで割と発動してくれる。
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こういう「ゲームが下手でも、なんとなく上級者っぽい動きが出来るシステム」があると気持ちいいよね。
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そして、突如として現れた新たな敵……どこかで見たことのある気がするのだが、その正体は一体誰なのだろうか……!?
ブロマイド集めに花札に…ついつい寄り道しちゃう!
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本作にはサブイベントの他にもやり込みや寄り道要素が存在する。
ゲームをある程度進めると、シリーズお馴染みの花札のミニゲームが遊べるようになる。
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対戦に勝利すると、新たな対戦相手やBGMが解放されるので、ぜひともやり込みたいところだ。
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ルールや役の説明もあるのだが、僕は一切把握せずになんとなくの雰囲気でプレイしちゃった。
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その他、収集要素としてブロマイドが入手出来る。売店で販売している以外にも、マップの各所で拾うことが可能だ。
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過去作の登場人物のブロマイドも入手出来る。僕が好きなマリアとグリシーヌのブロマイドはあるのだろうか……!
メインストーリーを進めるだけならサクサク進むのだが、花札やブロマイド収集を楽しんでいると、なかなかストーリーが進まなくて困ってしまう。楽しい。
サブイベントではキャラの新たな一面を垣間見られるし、信頼度を上昇させるのにも役立つので、コンプリートしていきたい。
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キャラの信頼度が一定まで上がると発生する信頼度イベントでは、選択式の会話だけではなく、該当の箇所をクリックすることで会話が展開する。
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信頼度が一定まで上がっているので、キャラと良い雰囲気になる。めちゃくちゃ可愛い。
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キャラの頭や顔などクリック出来る場所は多いのだが……
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特定の部位をクリックしてしまうのはお約束だ!(うれしげ)
発売前はキャラクターデザインが藤島康介氏から久保帯人氏に変わったことに不安があったのですが、実際に自分で操作している内にすぐ馴染んでいきました。どのキャラも滅茶苦茶可愛いです!
アドベンチャーパートでは劇場や街中を自由に動き回れるので、散策や寄り道する楽しみがあります。
過去作をプレイしていない方でも楽しめるストーリーなのですが、要所要所にシリーズお馴染みの要素が散りばめられているので、過去作プレイ済みの方ならより深く楽しめると思います。
バトルパートはターン制ストラテジーから3Dアクションに変わりましたが、難易度は高くなく、ボタンを連打しているだけでお手軽にコンボが繋がるし、ダッシュやステップを使いこなすとより爽快感が味わえます。
ただアクションパートでは、敵のロックオン機能がないので、攻撃中にたびたび敵を見失うことがありました。また前述の通りキーコンフィグも無いので、ボタン配置に馴染むのに苦労しました。
ボイスがついていないシーンがあるなど「せっかくの新シリーズだし、もうちょっと作り込んでくれればよかったのになあ」という箇所がいくつかあります。続編が出ればその辺を上手く改善してほしいです。
今後もアニメや漫画、舞台などのメディアミックス展開を控えているので、気になる方はまず本作からプレイしてみるのはいかがでしょうか。
『新サクラ大戦』は、PlayStation 4を対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。