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『ロマサガRS』ファン待望のT260G登場!その性能、期待される役割は─原作の魅力とともに紹介

『クロノ・トリガー』のロボ、『LIVE A LIVE』のキューブ、『サガ フロンティア』のT260G。この三体のロボットは、「スクウェア三大ロボ」と呼んでも差し支えないでしょう。特に1990年代にどっぷりゲームにハマった方々は、この呼称に共感を持っていただけると思います。

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『ロマサガRS』T260G-9
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『クロノ・トリガー』のロボ、『LIVE A LIVE』のキューブ、『サガ フロンティア』のT260G。この三体のロボットは、「スクウェア三大ロボ」と呼んでも差し支えないでしょう。特に1990年代にどっぷりゲームにハマった方々は、この呼称に共感を持っていただけると思います。

それぞれのゲームにおいて、少年少女の心を掴んできた彼ら。そのうちのT260Gが満を持して『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のガチャに登場します。

『ロマサガRS』T260G-9
今回登場したT260Gのイラスト。タイムとローズが写り込んでいるところも良ポイント。

『ロマサガRS』からサガシリーズを知った人。『サガフロ』は未プレイだと言う人。そのような方々には、この可愛らしくも無骨な機械が、何故ここまでプッシュされ、騒がれているのか。その魅力を少しでも知っていただきたいと思います。

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『ロマサガRS』でのT260Gの性能は?どのような場面で活躍する?


T260Gは現在開催中のイベント報酬でピースを入手し、スタイル交換することでAスタイルを獲得できます。「打」属性の新しい武器である銃を装備できる点は彼の大きな特徴の一つです。しかし、特筆すべきはアビリティの「デトックス」。ターン開始時に自身の状態異常を回復するという、大変優秀な能力です。

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原作『サガフロ』のメカたちは、ほとんどの状態異常にかかりません。「デトックス」は、その特徴を『ロマサガRS』用にアレンジして導入したものだと言えるでしょう。T260Gと同時にガチャに登場する「特殊装甲車」にも実装されていますので、今後登場するメカは皆このアビリティを持つことになりそうです。

本作の状態異常は大変強力で、マヒや混乱に苦しめられたプレイヤーも多いことでしょう。その状況を打開する一手となり得るかもしれません。

同時に、メカらしい高い体力補正と、体力上昇のアビリティも備えています。

またこのT260Gは、「打」属性以外にも、「熱」の属性を使用可能。SSスタイルではさらに「陽」属性と「斬」属性の技も使えるなど、多彩な攻撃手段を有しています。総合すると高い耐久力と、状態異常の自動回復、複数属性攻撃可能という特徴を持つことになります。今後は、初めて挑戦するクエストにはとりあえずT260Gを連れていけば一安心、という状況になりそうですね。

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夢はパーティ全員でデトックスしながらのバトル。しかしいずれはこの技能を想定に入れた難易度のクエストが今後登場するかもしれません。

デザインの多様性も彼の魅力の1つ。T260Gは、原作ではボディタイプを切り替えることで、見た目と特徴が変わるようになっていました。『ロマサガRS』のスタイル変更システムと相性が良いキャラだと言えますね。

本編では、全部で8つのデザインがありました。それぞれが無骨だったりスタイリッシュだったりと、異なる魅力を持っています。自分のお気に入りのボディの実装が待たれます。

『ロマサガRS』T260G-2
現在はこのボディだけです。なんだかんだ言っても、
やっぱりオメガボディのドット絵には期待が高まります。

『ロマサガRS』でのT260Gは、ゲーム環境的にも視覚的にも新しい風を吹き込むことになりそうです。

今後の役割が大いに期待できる彼は、原作ではどのような冒険をしてきたのでしょうか。彼の何が多くのプレイヤーの心を掴むのか、ストーリーを中心に振り返ってみます。

ロボットと少年の出会いから始まる、王道のファンタジー


※以降、『サガ フロンティア』の一部ネタバレを含みます。

T260G編は、いわゆる「ロボットと少年」の出会いから始まり、道中は「正当ファンタジー」として進行します。そしてクライマックスで、再度「ロボットと少年」が心を通わせる要素が顔を出し、幕を閉じるという流れになっています。

「ロボットと少年」の出会いから冒険が始まる展開は、ファンタジーの王道です。SF冒険活劇の代名詞『スターウォーズ』はまさにその典型。また、日本人ならば当然『ドラえもん』を外すことはできませんし、人によっては2000年の日本映画『ジュブナイル』を思い出すかもしれません。最近では、ピクサーの『ベイマックス』も記憶に新しいのではないでしょうか。

ロボットは、いつの時代も少年の心を掴み、冒険へ誘うための役割を果たしてきました。本編でもT260Gが、タイムという少年と出会うことで物語が始まります。

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二人の出会い。ここから二人の交流の日々が始まります。
(画像はPS版『サガ フロンティア』のものです。)

しかしその後、本編は従来の「ロボットと少年」の物語とは異なる道に進みます。タイムではなく、T260Gが主人公として旅立ち、英雄的試練に挑むことになるのです。

彼は安らぎの故郷たる少年の元を離れ、自分自身を探求する旅に出ます。そして、世界をめぐり、目的となる障害を倒し、死に直面します。その後、復活を果たし、最後には故郷たる少年の元へ帰ります。

この一連の、「出立、自己の探求と成長、死と復活、目的の達成、帰郷」という流れは、最も基本的な英雄譚の作りです。古今東西の神話はもちろん、『指輪物語』や『ハリー・ポッター』といったファンタジー文学もこれを忠実に踏襲しています。

このT260G編は、メカが自立して世界を旅するという一風変わった物語に見えて、実は伝統的なストーリーテリングの形式をとっていると言えます。その結果、一見難しい話のようなのに、容易に理解することができ、長く人の心に残る物語となっているのです。

さらに、物語のクライマックスである「死と復活」そして「帰郷」という展開に「ロボットと少年」のエッセンスを盛り込んだことで、伝統の中に新鮮さが加わって、新しい感動が生まれているのでしょう。

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本作の最も重要な伏線と言える場面。旅立つT260Gに呼びかけるタイムの姿です。
T260Gはいくつかの命令、指令を受けていましたが、その全てを上回ったのは心を通わせた少年との約束でした。
(画像はPS版『サガ フロンティア』のものです。)

彼が再び目をさます場面は、初プレイでも先が読めます。それなのに、思わず涙がこぼれてしまいます。世界を救う戦いに身を投じた英雄が、最後には他のどこでもない少年の元に戻ってくる。プレイヤーである少年少女にとって、これほど胸が熱くなる瞬間があるでしょうか。

シンプルに見えて非常に綿密に作られた物語によって、T260Gは多くのプレイヤーの心に残り続けるキャラになったと言えるでしょう。



今回のハーフアニバーサリーでは、エミリアやアセルスの登場、白薔薇やモニカも再登場し、目移りする要素満載です。

ですが、この記事を読んでくださった方は、是非このメカを狙ってみてほしいものです。あなたのポケットにT260Gを納めて、少年の頃に戻った気持ちで心を通わせてみてはいかがでしょうか。
《竜神橋わたる》
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