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『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】

昨年4月に発表され、「人類滅亡まで残機(ノコリ)8人」という衝撃的なキャッチコピーで注目を集めた、PS4/PS Vitaソフト『ザンキゼロ』。約1年の時を経て、いよいよ2018年7月5日に発売を迎えます。

ソニー PS4
『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】
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◆生死の狭間、そして謎の隙間を埋めろ!



いくつかの疑問の余地が残りつつも、絶望的な状況にあることは間違いないガレキ島で、生と死すら超えるサバイバルと、拭いようのない罪が突きつけられる物語を紡ぐ『ザンキゼロ』。生き延びるための手段こそありますが、そのひとつひとつはハルトたちが、引いてはプレイヤーが積み上げなければなりません。


ゲーム開始直後は、ガレキ島には最低限の施設もなく、便意を解消できる「トイレ」や、眠って生命力を回復できる「寝室」、アイテムを作ったり装備品を強化できる「工作室」など、設備を徐々に増やしていかなければ、生き延びることすら怪しくなります。

各施設は一度作れば終わりではなく、利便性を向上させるために幾度もの拡張が必要で、その都度、ハルトたちのスキルや多くの素材を求められます。それを確保し、先々の見通しも立てつつ設備を補強。また、食料の供給や調理などを確立し、ストレスの軽減やスタミナの維持に努める必要もあります。この素材・食料と“生存”を結びつけるのは、他ならぬプレイヤーの大事な役割です。


また、様々な島を巡ることで、各キャラクターの罪が浮き彫りとなります。裏を返せば、探索を進めず、動物だけを刈り続ければ、辛い過去と向き合うことなく生存し続けることも可能かもしれません。もし筆者自身が“彼ら”と同じ立場だったら、きっと探索を止め、過去から目を逸らしてしまいます。その“空白の余地”が、『ザンキゼロ』の世界には残されているように思います。


しかし本作は、プレイヤーの介入が可能なゲームです。多くのプレイヤーはきっと探索の手を止めることなく、その結果、彼らとそれぞれの過去を結びつけることでしょう。筆者もプレイヤーの立場であれば、その道を選びます。ハルトらの困惑や葛藤を知ると同時に、“空白の余地”を埋める歯車となり、物語という羅針盤を動かす──それが、本作におけるプレイヤーの、もうひとつの大きな役割と言えるでしょう。


プレイヤーは、人類の滅亡を回避するための、9人目のクローン人間・・・と表現したら流石に言い過ぎかとは思いますが、『ザンキゼロ』における生存、そして秘められた謎を解き明かすには、間違いなく欠かせない存在です。彼らの生存に力を貸したければ、罪を突きつけられる物語の行く末を見届けたければ、生と死を繰り返す残酷な島で、“永遠のひと夏”を過ごしてみるのも一興でしょう。

例え人類が滅亡しかけても、ガレキ島はずっと、あなたを待ち続けている・・・かもしれません。

《臥待 弦》
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