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【レポート】3DS『魔神少女 エピソード2』をプレイ ─ 美少女×2Dアクションな『魔神少女』は2作目で完成度がグッと上昇

「シリーズもののゲームは2作目が最高」と言う人もいますが、確かに1作目で基盤を作り2作目で完成度を上げて成功したゲームはいくつも存在します。今回紹介するゲームも、そういうもののひとつと言って差し支えないでしょう。

任天堂 3DS
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「シリーズもののゲームは2作目が最高」と言う人もいますが、確かに1作目で基盤を作り2作目で完成度を上げて成功したゲームはいくつも存在します。今回紹介するゲームも、そういうもののひとつと言って差し支えないでしょう。

今回プレイレポートをお届けするのは、2015年11月4日に配信されたニンテンドー3DS用DLソフト『魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-』です。本作は2014年8月に配信された『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』の続編となるクロニクル2Dアクションゲームで、プレイヤーは主人公である魔神「ジズー」を操作し、魔法を産む鉱石「シェガー」を巡る冒険を繰り広げていきます。


本作を簡潔に説明すると、“美少女の『ロックマン』”といったところでしょうか。このシリーズはインディーサークル「INSIDE SYSTEM」が開発しているのですが、懐かしの2Dアクションとかわいいキャラクターが好きなのだろうなと伝わってくるゲームでもあります。

◆ゲームシステム



さて、本作の舞台となるのは「ゲルマ帝国」です。ゲルマ帝国は秘密裏にシェガーを使った魔法の研究を行っており、何やらかなり怪しげな雰囲気を醸し出しています。その危険を悟ったジズーは、人類を導くためしぶしぶとその計画を止めるため動き出すことに。


まずは8人のボスから好きなステージを選択し攻略していきます。既に『ロックマン』好きの人にはピンと来るでしょうが、このあたりの演出もかなり似たものがあったりします。


ステージでは、ショットでザコ敵を倒しつつボスのいる部屋を目指していきます。道中には「純色のシェガー」というアイテムが隠されているのでそれを探したり、あるいは慣れてきたらタイムアタックすることも楽しみになるでしょう。

なお、敵を倒すと「トレース」というものが獲得できます。これは画面下部のゲージに溜まってゆき、プレイキャラの移動速度や攻撃力をステージ内でパワーアップさせることが可能。このあたりは『グラディウス』のシステムを思い浮かべる人もいるかもしれません。


最奥部にあるボスの部屋にたどり着くと、フルボイスで会話がはじまります。ジズーはいろいろと情報を探りますが、相手もやはり一筋縄ではいかない美少女ばかり。話を終えたらいざボスバトルのはじまりです。


ボスはそれぞれ攻撃パターンが違っているのはもちろん、ピンチになると使ってくる必殺技「リベンジマジック」もそれぞれで異なります。いかにボスのパターンを見分けるか、そして弱点を見つけるかが勝負の鍵です。

なお、プレイキャラもダメージを受けるとリベンジマジックが使えるようになるので、ボス戦でピンチの時に使うのがおすすめです。


勝利するとステージクリア。ボスの技である「テクニカルスキル」を手に入れることができ、次のステージへと進んでいきます。

◆“2”ならではの点


基本的なシステムやジャンルは前作と同じですが、『魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-』ではそこに改良点や新たな要素が加えられています。


まず、育成パートでは鍛えられる要素がいろいろ増えています。集めたトレースで恒久的にライフやショットが強化できるほか、純色のシェガーを使うことによってステージ中でのパワーアップ回数を増やすことも可能。さらに、攻略を格段に楽にする「マジックアイテム」なども登場しています。


また、ステージクリア後には「アフタートーク」を見ることができます。前作ではキャラクターの絡みが少なく感じられましたが、これでかなり補完されています。ただし、あくまでアクションゲームのおまけと捉えたほうがいいでしょう。


そして、前作ではボスとして登場した「ソラ」でプレイすることも可能です。


ソラの攻撃スキルはやや癖があるものの性能が低いわけではないので、テクニカルスキルとの組み合わせを考えて遊ぶとより楽しく感じられました。


このほかにも要素はいろいろあり、ミニゲームはポーカーのほかにもガチャやリズムゲームが増え、やりこみ要素である「プレイングレベル」や「シェガーショップ」も継続して存在しているなど、とにかく前作以上に盛りだくさんです。

しかし、何より大事な進歩はアクションゲームとしての手触りがより良くなったというところでしょう。

◆アクションゲームとしての進歩



前作となる『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』も、低価格で美少女がたくさんいて大ボリュームな2Dアクションでした。しかし、ゲームを遊ぶうえではアクション面で理不尽さを感じたり、ボスを倒したあと話が尻切れトンボに見えたり、難易度Normalが見た目に反しかなり硬派というものでした。

つまり、安いなりに欠落も多い作品であったわけですが、今回はその点はかなり改善されています。無茶な敵配置はほとんどなくなり、テクニカルスキルは使いやすく便利になり、難易度は4段階になり多くのユーザーが選びやすく、さらに周回プレイなどやりこみへの誘導もうまくなっています。また、本作から始めてもまったく問題ありません。


要素が増えてやや複雑になりすぎたきらいはありますが、それでも魅力として見せる部分はきちんと作り上げられています。低価格で大ボリューム、さらにはかわいい美少女も古きよき2Dアクションもある『魔神少女』の完成形と言って問題ないタイトルでしょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-』はニンテンドーeショップにて配信中。価格は800円(税込)です。

(C)INSIDE SYSTEM (C)Flyhigh Works
《すしし》
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