10月3日より東京・上野の森美術館で「蒼樹うめ展」がスタートする。蒼樹うめは兵庫県出身のマンガ家、イラストレーター。マンガ『ひだまりスケッチ』や大ヒット作となったアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られている。
可愛い少女たちのキャラクターを得意とし、『魔法少女まどか☆マギカ』ではそれを逆手に取った演出が話題となった。若者に人気のクリエイターの登場に、話題の展覧会になりそうだ。
10月2日には開幕に先立って報道内覧会が行われた。蒼樹うめ自身が記者会見に姿を見せ、喜びの挨拶をした。
幅広い分野で活躍する蒼樹うめだが、今回は初の個展となる。蒼樹うめの創作の秘密を知るまたとない機会だ。また美術館を使った大規模な展示は、近年、ポップカルチャー分野の展覧会を積極的に開催する上野の森美術館にとっても、とりわけ個性的な企画となっている。
挨拶に立った蒼樹うめは、今回の企画が提案された際は、大きな展覧会ということで不安も少なくなかったと話す。しかし、肩肘はらずに見られる展示を目指すことでこれを乗り越えた。さらに来館者に楽しんでもらえるよう細かな工夫を凝らしたという。
また会見では、蒼樹うめ自身によるライブドローイングが披露された。『ひだまりスケッチ』の主人公の ゆの、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥべえをその場で描いてみせた。蒼樹うめはキャラクターにまつわるエピソードを交えて、イラストを完成。その巧みな技をみせつけた。
蒼樹うめによるライブドローイングは、展覧会の会期中にも実施するという。ただし詳細は決まっていないとのこと。実際に会場を訪れて、運がよければ出会えるかもしれない。会期中に、どのようなイラストを描くのか、楽しみにしたい。
会期は10月3日から12日まで、チケットは当日が大人・大学生が1000円、中学・高校生が600円、小学生以下は無料となっている。
「蒼樹うめ展」
場所: 上野の森美術館
会期: 10月3日(土)~10月12日(月・祝)
開館時間: 10:00~17:00
《タカロク》
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