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『パズドラ』“サクヤの究極進化”に割れるユーザーの意見…コザキ氏「特殊な事例」としてイラスト修正

リリース以来、今日に至るまで高い人気を博しているiOS/Android/Kindle Fireアプリ『パズル&ドラゴンズ』。スマホ向けに展開されたパズルゲームの中でも、その知名度は群を抜いており、遊んだことがなくてもその名前を知っているという人は少なくないでしょう。

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リリース以来、今日に至るまで高い人気を博しているiOS/Android/Kindle Fireアプリ『パズル&ドラゴンズ』。スマホ向けに展開されたパズルゲームの中でも、その知名度は群を抜いており、遊んだことがなくてもその名前を知っているという人は少なくないでしょう。

先日実施された「ガンホーフェスティバル2015」にて、究極進化アンケートの結果発表が実施され、「覚醒幻神・オーディン」や「黄泉の主神・イザナミ」の究極進化が決定。また、「極光の麒麟・サクヤ」の究極進化も明らかとなり、サクヤのキャラクターデザインを担当しているコザキユースケ氏による「翠輝石の麒麟・サクヤ」のイラストも合わせて公開されました。


凛々しく描かれた「翠輝石の麒麟・サクヤ」に対して賞賛の声が上がる一方で、進化前のサクヤが可愛い顔立ちだったため、雰囲気が変わったとの意見や、豪奢な衣装に身を包んだためポーズが分かりにくいといった声も一部から寄せられ、ユーザーの間で賛否が広がる形となりました。

こうした勢いはその後も続き、ネットの様々な箇所で意見が飛び交います。中には、コザキ氏のTwitterアカウントに直接意見を書き込むユーザーも。進化前のサクヤが持つ可愛さを継承して欲しいという声にコザキ氏は可能な限り対応し、また微修正する意向を固めていきます。


さらにコザキ氏の元にはサクヤの修正要望だけでなく、ユーザーの声に応じて修正することが前例となり別のゲームやクリエイターの方に影響を及ぼすのでは、といった意見も寄せられ、修正を望む声や敢えて望まない声、そして現段階のサクヤで問題を感じない声なども交わり、ユーザーの間でも大きく意見の分かれる一件となりました。

今回の一件に関してコザキ氏と運営側は、最終的に「翠輝星の麒麟・サクヤ」のイラストを微調整すると決定。『パズドラ』公式Twitterにて、正式に発表を行いました。


またコザキ氏は自身のwebサイトにて、「僕が描いた“サクヤ”というキャラクターの件につきまして、お詫びと釈明、及びお願いをさせて頂くためにブログを書かせて頂きます」との一文から始まる文章を公開しました。

今回の修正は、大規模なアンケートという舞台だったこと、プレイヤーが長くつき合うキャラクタービジュアルであること、コザキ氏自身も思い入れのあるキャラだったこと、そして運営側が差し替えを快く了承したことなどが重なったため、実現できた修正だったと語っています。

これはあくまで「特殊な事例」としており、「こういった事例があるからと、他の運営やイラストレーターさんへ他の人が見れる場所での表立ってのご批判などは出来る限りお控え下さい」とコザキ氏は述べています。また意見などがある場合は、運営窓口に意見を寄せるのが最上の手段であるとも語っており、今回の一件が「前例」とならないようお願いし注意を促す姿勢が印象的でした。

このコザキ氏と運営側の対応にも、様々な意見が交わされるかもしれません。ですが、修正に関する労力・コストを払ってでも対応したというのは、紛れもない事実でしょう。その行動が、多くのユーザーも含め、よい方向に導いてくれることを願うばかりです。

なお余談となりますが、サクヤの姿勢が分かりにくいという一部の声に対しても、コザキ氏が分かりやすく解説してくれています。自身のTwitterにて図解入りで説明しているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。なお、中国武術の構えを参考にしているとのことです。


『パズル&ドラゴンズ』は好評配信中。価格は、基本無料のアイテム課金制です。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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