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「DIVE IN」プレイレポート ─ タブレットで『FF7』や『FF13』を快適にプレイできるのか

今回は、スマートフォン・タブレット向けストリーミングサービス「DIVE IN」におけるゲームのプレイレポートをお送りします。

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「DIVE IN」プレイレポート ─ タブレットで『FF7』や『FF13』を快適にプレイできるのか
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スクウェア・エニックスは、12月3日よりストリーミングサービス「DIVE IN」のサービスを開始しました。このサービスは、スマートフォンやタブレットで『ファイナルファンタジー VII インターナショナル』や『ファイナルファンタジー XIII』など往年の作品から近年の作品まで遊べるというもので、ゲーム専用機がなくともこれらのゲームを遊べるとはすごい時代になったものです。


今回は、その「DIVE IN」におけるゲームのプレイレポートをお送りします。「DIVE IN」はブロードメディアのクラウド技術「Gクラスタ」を使用したものとなっており、まずは各ストアから「DIVE INビューワー」をダウンロードする必要があります。

あとは自分のスクウェア・エニックス アカウントでログインすればプレイ可能ですが、基本的にはWi-Fi接続専用なのでご注意を。その環境さえあれば、ゲームデータをDLする必要がなく、セーブデータなどはクラウドサーバーに保存されます。また、価格は日数別(3・10・30・365日)の利用料を払う形式です。


現在は3つのタイトルが無料体験版として30分プレイできるため、それらを遊んだ結果についてご紹介をします。なお、使用した端末はGoogle Nexus 7(2013)で、どのゲームタイトルも基本的にはPC版をベースとしたものになっているようです。

■12月5日現在の配信タイトル
・『ファイナルファンタジー VII インターナショナル』
・『ファイナルファンタジー XIII』
・『Season OF Mystery:The Cherry Blossom Murders』

◆『ファイナルファンタジー VII インターナショナル』



『ファイナルファンタジー VII インターナショナル』は、1997年に発売された初代PlayStationタイトルです(そして、今回のものは前述のようにそのPC移植版です)。

元ソルジャーの主人公「クラウド」が、巨大組織「神羅」との戦いや隠された過去との遭遇により大きく運命を変えていくRPGで、当時にこのゲームを遊んだ私としては懐かしさでいっぱいです。


スクリーンショットに表示されていることからわかるように、「DIVE IN」ではバーチャルパッドを使ってゲームを操作します。ボタン配置はXbox 360コントローラに近く、画面右下・左下にある四角い枠が、移動やカーソル操作を行うアナログスティック扱いの場所になります(このゲームでは右スティックはなし)。


グラフィックはPC版が元になっているためか、まず問題なし。もちろん見た目などに時代を感じるでしょうが、それは昔のタイトルということもあるので当然のことでしょうし、むしろこのクラウドの尖り具合が味です。


ただし、操作についてはやや不安が残ります。RPGなのでバーチャルパッドでなんら問題ないかと思いきや、細かい移動や戦闘中のコマンド選択に手間取りました。また、戦闘を終えたあとなど一部に処理落ちが見受けられましたが、それは些細な問題でしょう。


今回プレイできた体験版の中では、もっとも遊びやすかったのがこのタイトルです。PC版を遊ぶ環境がない場合であれば、悪くないかもしれません。

◆『ファイナルファンタジー XIII』



続いての『ファイナルファンタジー XIII』は、2009年にPS3/Xbox 360で発売されたタイトルです(そして、今回のものは前述のようにそのPC移植版です)。

空中の楽園「コクーン」の政府や、ファルシに課せられた使命と戦う「ライトニング」が主人公のゲームで、今回のタイトルの中では最も新しい作品になります。


まずは最初にムービーが流れるのですが、ストリーミングサービスであるものの画質はかなり綺麗。スマートフォンやタブレットでこれだけのものが見られるというのは、やはりすごいことなのでしょう。


ただし、ゲームプレイになるとやや画質が落ち込みます。特に激しい動きのある場面では、ノイズが入り込んでいる様子も散見され、フレームレートの低下や音飛びもしばしば。通信するデータ容量が大きいのか、画面が乱れる場面も少ないとはいえありました。


また、バーチャルパッドでの操作に不満を感じるのは変わりませんし、本作は画面比率が16:9のため、ムービー中にバーチャルパッドがかぶってしまうということも問題です。さらに、もともと大画面で遊ぶことを前提にしているので、細かい文字が見づらいケースも。

◆『Season OF Mystery:The Cherry Blossom Murders』



最後となるのは、アドベンチャーゲーム『Season OF Mystery:The Cherry Blossom Murders』です。

主人公の「アイリーン」が不自然に自殺した夫の事件を捜査するという物語で、もとはPC向けのタイトルになります。


このゲームは7インチ以上のタブレット専用で、なおかつタッチ操作推奨のタイトルです。そのため、もっともタブレットに向いたゲームなのかと思っていたのですが、意外な結果に。


本作は、画面上に表示されている多数のオブジェクトの中から、指定されたアイテムを探し出すことによって物語が展開していきます。そのため、オプションでゲームパッドを隠し、タッチして探していくわけですが……。


何が問題なのかといえば、とにかく画面が狭くて当たり判定が小さいため、タッチが難しすぎるということ。オブジェクトは数回押せばまだ反応するものの、画面下にあるヒントなどの文字列は触れることが非常に難しく、そこはバーチャルパッドでやったほうがマシということになりました。


『Season OF Mystery:The Cherry Blossom Murders』は、静止画の多いアドベンチャーなので処理落ちなどもなく、タッチ操作が向いており、ゲームの内容自体もむしろ良いほうだと言えそうなわけで、実に「DIVE IN」向きのタイトルなはずです。が、細かいチューニングは施されておらず、残念なことに遊ぶのに最も難儀したタイトルでした。

◆「DIVE IN」プレイレポートまとめ


さて、「DIVE IN」で配信されている無料体験版をプレイしたうえでの感想は、以下のようになります。

・Wi-Fi接続さえできれば、スクウェア・エニックスの新旧タイトルが遊べるのは魅力的。

・しかしながら、特に操作面での問題が大きい。

・また、「DIVE IN」向きのゲームタイトルか、もしくは「DIVE IN」で遊ぶための調整が欲しい。


「DIVE IN」は、「Gクラスタ」のシステムでPC版ゲームをそのまま再生しているという印象で、スマートフォン・タブレット向きでないと思えてしまう場面が多くあります。もともと私が家庭用据置機を好んでいるという点を考慮したとしても、とても快適に遊べるとは言いがたい状況でしょう。

もちろん、ゲームタイトル自体に問題があるわけではありません。しかし、作品の魅力を損なってしまいそうなシステムはもったいないように思えました。よりスマートフォンやタブレットで遊びやすくなるようなシステムに改善されれば、スクウェア・エニックスの作品群がタブレットでも輝くことでしょう。

(C) 1997,1998 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
(C)2009, 2010, 2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
(C)2009,2010 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
《すしし》

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