清水建設は、深海未来都市構想「OCEAN SPIRAL(オーシャン スパイラル)」を発表しました。
この「オーシャン スパイラル」は、水深3,000~4,000mの平坦な海底が広がる海域に建設することを想定している建造物で、陸上よりも快適で安全な都市を作り上げることが可能とのこと。
清水建設は、環境破壊が進む地球の再生に役立つ可能性を秘めた深海に着目し、深海の可能性“深海力”を活性化するこの未来都市を策定。海面付近には「巨大な球体」があり、その球体下部から海底に向かって伸びる「螺旋状構造物」、海底資源の生産拠点となる「海底施設」から構成され、漂流防止用のアンカーケーブルで海底に固定されたものになるようです。
また、人が活動する球体内の空間は「BLUE GARDEN」、人・モノ・情報の搬送機構となる螺旋状の構造物には「INFRA SPIRAL」、レアメタルやレアアースを採取する地球資源工場となる海底施設には「EARTH FACTORY」と、それぞれ名前も決まっています。
今後はこの計画の実現のため、技術的な開発課題を明らかにするとともに、2030年までに必要技術を確立することを目指し、プロジェクトを進めていくとのこと。
まさしく未来都市と呼べそうな「オーシャン スパイラル」ですが、ゲーマーとしてはつい『バイオショック』の海底都市「ラプチャー」や、『Ever17』の海洋テーマパーク「LeMU」を思い浮かべてしまいそうなほど、壮大なプロジェクトですね。
《すしし》
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