人生にゲームをプラスするメディア

『Portal 2』は脳の認知能力を促進する ― 脳科学のスペシャリストが研究結果を発表

フロリダ州立大学の教授より、Valveが手掛けたパズルACT『Portal 2』は脳の認知能力の上昇に繋がるとの研究結果が発表されました。有名ブレイントレーニングプログラムと比較し、技能テストでは『Portal 2』プレイヤーが高いスコアをマークしながら上回ったとのことです。

その他 全般
『Portal 2』は脳の認知能力を促進する ― 脳科学のスペシャリストが研究結果を発表
  • 『Portal 2』は脳の認知能力を促進する ― 脳科学のスペシャリストが研究結果を発表
  • 『Portal 2』は脳の認知能力を促進する ― 脳科学のスペシャリストが研究結果を発表
フロリダ州立大学の教授より、Valveが手掛けたパズルアクション『Portal 2』のゲームプレイは認知能力の上昇に繋がるとの研究結果が発表されました。

同大学で教育心理学や学習システムを研究しているValerie J. Shute氏は、「プレイしている間、ずっと思考を巡らせていました。私はすべての種類の問題解決に本気で取り組んでいたのです」と『Portal 2』のゲーム性についてコメント。更に脳科学のスペシャリスト達が開発した「Lumosity」と言うブレイントレーニングプログラムと比較し、『Portal 2』は「Lumosity」より脳の認知機能を促進させる効果があると語っています。


Shute氏の研究では、『Portal 2』と「Lumosity」をそれぞれ被験者達に8時間ほどプレイさせ、認知技能テストを実施したとのこと。『Portal 2』をプレイした被験者は3種の技能テストで「Limosity」プレイヤーを上回るスコアを叩き出し、特に空間把握に関するテストで大きな得点をマークしていたと伝えられています。研究結果はScienceDirectで公開されており、一般ユーザーは24.95ドルで購入することが可能です。

以前にも『The Last of Us Remastered』を使った脳波測定や、ペンシルバニア大によるビデオゲームを使ったてんかん患者向けテストが話題になっていました。緻密なレベルデザインが施された『Portal 2』のみならず、今後様々なジャンルのビデオゲームが脳科学などの実験に用いられ、新たな研究結果が発表されるかもしれません。
《ハヤカワ》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 【レポート】『刀剣乱舞』シナリオ担当・芝村裕吏が語るキャラクター設定とは…「設定作った刀剣は100以上」「和泉守兼定は2つ設定がある」

    【レポート】『刀剣乱舞』シナリオ担当・芝村裕吏が語るキャラクター設定とは…「設定作った刀剣は100以上」「和泉守兼定は2つ設定がある」

  2. コンテンツ文化史学会“「刀剣乱舞」を考える例会”開催…芝村裕吏も登壇

  3. 夏にスイッチで遊びたいタイトル5選!海中探索からノスタルジックな思い出作りまで、暑さを乗り越えられるゲームを紹介

  4. 任天堂に約20億円の損害賠償を支払う「クッパ」海外インタビューでいろいろ語る…起きたらライフルを突きつけられていたことや時給1ドルの仕事など

  5. 『ギルティギア ストライヴ』TVアニメ版のあらすじやゲーム未登場キャラ情報などが公開!2025年放送へ

アクセスランキングをもっと見る