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「魔界最弱」のプリニーは人間に勝てるのか!? ─ 謎めいた検証動画(社長公認)を発見

『ディスガイア』シリーズでの活躍はもちろんのこと、主役に抜擢された実績も持ち、今やゲームの枠すら超えて日本一ソフトウェアのマスコットキャラクターとしても広く知られている「プリニー」。

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『ディスガイア』シリーズでの活躍はもちろんのこと、主役に抜擢された実績も持ち、今やゲームの枠すら超えて日本一ソフトウェアのマスコットキャラクターとしても広く知られている「プリニー」。

同社のゲームを遊んでいない方でも、プリニーの存在を知っているというゲームファンも少なくないでしょう。それだけ高い知名度と人気を博する彼らプリニーはゲーム内でも様々な特徴を持ち合わせており、その中でも「魔界最弱」というユニークなポイントが一際目立ちます。

しかし「魔界最弱」とは、どれくらいの強さなのか。魔界自体が恐ろしげな場所なので、「最弱」とは言っても現実世界の人間と比較すると案外強かったりするのかもしれません。とはいえ、比較や検証などできるわけもなく、いくら考えたところで答えが出ることはないでしょう。

……などという決めつけは実に浅慮だったことを、思い知らされました。同社はなんと、魔界では最弱なプリニーが人間界ではどの程度の実力の持ち主になるのか、それを検証するという実に奇妙な動画を公開していました。この動画がもたらす意味は何なのか。その点に関しては今は敢えて見過ごし、まずはこの映像をチェックしましょう。

検証として今回採用した手段は、相撲。人間とプリニーが相撲をとりますが、初戦はその模様を語る暇もなく瞬殺にて敗北。「人間>プリニー」という結果があっさり導き出されます。しかしこれだけで決めつけてしまうには、サンプル例が少な過ぎるでしょう。そのため、もう一度戦いの火蓋が切られます。しかも今度は「勝ったらイワシをあげる」というご褒美付きです。

イワシに釣られたプリニー、今度は見事に勝利を掴みました。「プリニー+イワシ>人間>プリニー」です。さすが欲の世界の住人、好物が絡むと戦闘力が上がるのかもしれません。ですが、ここで収めた勝利もまたサンプル数が少ないので、人間側も新たな人材を投入。なんと、通りがかりのイタリア人スタッフが緊急参戦です。

イタリア人スタッフがたまたま通りがかるという状況の方にも興味をそそられますが、そこはグッと堪えてプリニーとイタリア人の対決に注目しましょう。両者は互角な立ち上がりを見せ、意外にも一進一退の攻防に。プリニーが軽やかなステップで攻撃を受け流すといった見せ場も生まれる好勝負へと発展しましたが、粘り続けたもののイタリア人に勝利することは叶いませんでした。

この検証の結果、「イタリア人>プリニー+イワシ>日本人>プリニー」と、プリニーの強さがなんとなく把握できるデータが揃いました。このデータを立証する映像はこちらとなっているので、興味がある方は直接チェックしてみてください。


YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=y0JEAWqx02Y

しかしこの動画、どのような意図で作られたのかはさっぱり不明です。先日発売日も明らかになったシリーズ最新作『魔界戦記ディスガイア5』との関連性も特になく、なんらかのソフトを宣伝している気配もありません。ただひたすらプリニーの強さを検証し、時に勝ち、そしてイタリア人に投げられるだけの映像なのです。

この動画の狙いや製作意図、そして公開した理由は何なのか。その全ては一切明かされていませんが、たったひとつはっきりしていることは、「社長の許可はとっています」とのこと。つまり、同社社長も了解済みのプロジェクトということです。その第1回「ATK検証編」は無事幕を閉じましたが、次回はどのような切り口でプリニーの実力を推し量るのでしょうか。そしてこの動画シリーズはどこに向かうのか。全てはまだ、謎に包まれたままです。

(C)Nippon Ichi Software, Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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