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規格外の乱数SLG!イタチョコシステムのラショウさん最新作『野犬のロデム』とは

そのすべて独特すぎるあまり、既存りゲームシステムでは到底説明できない域に達している『野犬のロデム』。せっかくの機会ですので、お話を伺ってみました。

ソニー PSV
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6月某日、インサイド編集部・オフィスに謎の犬と人間が押し寄せてきました。見るからに怪しいこの1匹と1人ですが、どこかで会った気がします。そう、3月に京都で開催された「BitSummit 14」でPlayStation Mobile向けの「のらいぬ」シミュレーションゲーム『野犬のロデム』を出展していた謎の集団です。


オフィスを占拠

彼らの正体は、クリエイターのラショウさんと、本ゲームのプロデューサー、ピグミースタジオの工場長こと小清水史氏。ラショウさんと言えば、『ボコスカウォーズ』やイタチョコシステムを立ち上げた人物で、『野犬のロデム』はMac版のリメイクだそうです。



今回は、実際にPS Vitaでプレイすることが出来ましたが、とにかく謎めいたゲームでした。目的は、野犬であるロデムを操り、いかに長く生きるかというもの。生きるためには、フィールドに落ちている様々な物を食べ、消化し、敵から逃げる必要があります。時には他の動物たちと協力し、時には属性を身につけ敵を撃退することもありました。


説明書

そのすべて独特すぎるあまり、既存りゲームシステムでは到底説明できない域に達している『野犬のロデム』。せっかくの機会ですので、お話を伺ってみました。



――まずは本作始まりの経緯を教えてください

小清水:我々ピグミースタジオは受託メインの会社だったんですが、尖がったゲームを作りたくなりまして、ラショウさんにお声掛けしました。最初はただの移植を予定していましたが、作っていくうちにラショウさんのクリエイター魂に火がつきまして、完全新作に近い内容になっています。

ラショウ:実は2段階に進化しているんです。最初は移植ということで監修をしていたんですが、昔作った『ロデムッチ』の要素を取り入れたのが第1段階。それを「BitSummit 14」で出展して、お客さんの反応を聞いているとさらに弄りたくなったんですよ。それが第2段階です。

ロデムのぬいぐるみ

小清水:その結果、リメイクというよりも完全新作に近い出来栄えになりましたね。また他社さんのゲームって、「あれはこうしないといけない」という一般的な配慮というか、常識的な決まりがありますよね。ただ『野犬のロデム』ではまったくその逆で、ベースに収まらない刺激というか、ゲーム要素すべてがラショウワールドになっています。なので、そこからユーザーさんの格闘が始まりますね。

――先ほどプレイさせていただいた際に、宝物のような収集アイテムがありましたが、これはなんでしょうか

ラショウ:あれは私の美術作品ですよ。『ボコスカウォーズ』作り、イタチョコシステムを立ち上げた後も、舞台などで様々な活動をしていました。『野犬のロデム』は、そんな私の集大成にしたいと思っており、過去に作ってきた作品がアイテムとして登場します。それらは個人の方が持っていて、普段は見えないものが見えるため作品集のような感じですね。



――ジャンルはシュミレーションゲームなんですよね…?

小清水:初めて見られた方は何かわからないと思うんですが、SLGです。『ボコスカウォーズ』はじめ、ラショウさんはSLGのシステムを追及していまして、実はシミュレーション満載です。例えば、何もしないで放置していても、勝手に食物連鎖が起こり、勝手に野生動物の子供が生まれたりします。

ラショウ:普通のシミュレーションって「AとBをやるとNになる」という決まった結果が起こることだと思うんですが、私にとってのシミュレーションは「AとBをやるとNになるかもしれない」なんですよ。確実にそれが起こる保障される世界って変じゃないですか。絶対に他の要因が絡んできますよね。試合で全力が出せないのと同じです。なので、それが起こりうる傾向をみているのがシミュレーションだと思っているので、多くの乱数を入れています。

なので、同じようにプレイしても毎回同じ結果にはなりませんし、そういう世界を楽しんでもらいたいです。

――ありがとうございました



『野犬のロデム』は好評配信中で、価格は1,000円です。
《栗本 浩大》
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