人生にゲームをプラスするメディア

ゲーム機戦争を描いた書籍が発売、「任天堂VSセガ」勝敗を分けた意外な理由とは?

5月13日に米国で出版される「Console Wars: Sega, Nintendo, and the Battle That Defined a Generation」は、任天堂とセガの長く続いたゲーム機戦争を100人以上にも上る膨大なインタビューから紐解いたもの。

任天堂 その他
書籍「Console Wars: Sega, Nintendo, and the Battle That Defined a Generation」
  • 書籍「Console Wars: Sega, Nintendo, and the Battle That Defined a Generation」
  • 大乱闘スマッシュブラザーズで対決が実現するマリオとソニック
5月13日に米国で出版される「Console Wars: Sega, Nintendo, and the Battle That Defined a Generation」は、任天堂とセガの長く続いたゲーム機戦争を100人以上にも上る膨大なインタビューから紐解いたもの。既に映画化も決定している500ページもの物語をVentureBeatが紹介しています。

一部をかいつまんで紹介します。日本語版になることも期待したいですね。

・セガは小売店攻略のため最大手のウォルマートに焦点を絞る。しかしウォルマートにとって任天堂は利益の10%を稼ぐほどの存在で、「(ウォルマートは任天堂を)地獄のように恐れていた」

・スーパーファミコンに互換性を取り入れることは75ドルの追加費用を必要とした。しかし任天堂は低価格を貫くことを選択し、250ドルで発売されることになった。CD-ROMを採用しなかった理由も価格が関係していると見られる。

・任天堂は圧倒的な存在であり、友人を作ることを気にかけてこなかった。レンタル大手のブロックバスターとはゲームのレンタルを巡り法廷で戦い、出版社に対しては自社の「Nintendo Power」を発行するという独自路線だった。代わりにセガはこうしたプレイヤーとの連携が容易であり、それはセガを助けた。

・本書を執筆した筆者が最も驚いたことは「セガが負けた最大の要因は(日本の)セガとセガ・オブ・アメリカの対立であっただろうということ」。戦争はソニック・ザ・ヘッジホッグのデザインのデザインを巡って始まり、数年間に渡ったのだ。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

    『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

  2. Wii U、テレビなしで「Wiiメニュー」が起動可能に…実際に試してみた

    Wii U、テレビなしで「Wiiメニュー」が起動可能に…実際に試してみた

  3. 鉄道・箱庭・経営、全方位のおもしろさが進化! 『A列車で行こう3D』飯塚ディレクターインタビュー

    鉄道・箱庭・経営、全方位のおもしろさが進化! 『A列車で行こう3D』飯塚ディレクターインタビュー

  4. 『超探偵事件簿 レインコード』小高和剛氏インタビュー!新作のこだわり&Zにはならない?CERO設定…『トライブナイン』制作状況や『ダンガンロンパ』続編の話も

  5. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

  6. 「同性パートナーシップ制度」導入 任天堂のゲームと性的少数者のこれまで

  7. 『AKB48+Me』正規メンバー目指してMiiを育成! ― 本作のための新曲「私に似てる」収録

  8. 『ポケモン ソード・シールド』ポケモン図鑑完成を目指すときのコツ!400種類コンプを目指そう

  9. 『Among Us』故意のゲーム退出で発生するペナルティに注意!4種の新ロールを実装する大型アップデート配信

  10. 『スパロボ30』最も育成したパイロット&お世話になったサポーターは?ウッソにアムロ、愛あるコメントが多々【読者アンケート】

アクセスランキングをもっと見る