人生にゲームをプラスするメディア

【GDC Next 2013】3Dホログラムゲームまであと一歩? メガネ型ARデバイス「castAR」に注目集まる

様々なウェアラブルデバイスが登場している昨今、kickstarterで資金調達が行われ注目を集めているのが、米国シアトルのTechnical Illusionsが開発する「castAR」です。GDC Nextの展示会場でも体験でき、長い列が出来ていました。

ゲームビジネス その他
シートの上に映像が投影される
  • シートの上に映像が投影される
  • もちろん3Dで遊べる
  • シートを広げると世界も広がる
  • 現在Kickstarterでキャンペーン中
様々なウェアラブルデバイスが登場している昨今、kickstarterで資金調達が行われ注目を集めているのが、米国シアトルのTechnical Illusionsが開発する「castAR」です。GDC Nextの展示会場でも体験でき、長い列が出来ていました。

「castAR」は現実空間の中に、浮き上がるような立体的なゲームの世界を投影するデバイスです。レンズに小型ディスプレイが備えられたメガネ型のデバイスと、映像を投影する場所を指定する再帰性反射素材を用いたシートがセットになります。

シートを机の上などに置き、メガネをかけるだけで、シート上にゲームの世界が広がります。3D世界を覗き込んでいるようにプレイヤーが視線を動かしたり、覗きこむ方向を変えたりすると、追随します。会場では某K社のステルスアクションを「castAR」で体験できたのですが、箱庭を覗きながら遊ぶ感覚がありました。

メガネの上部から光を発し、反射によってシートの位置や大きさを判定しているようで、シートを追加して広げるとゲーム空間もその分だけ広がるという仕組み。何の調整も必要なく、即座にゲームに入れるというのは良さそうです。

メガネ型のデバイスでも「Oculus Rift」のようにゲームの中に入り込むのではなく、「castAR」の体験は、ホログラムでゲームが浮き上がって遊べるなら、こんな感じといった雰囲気のもの。覗きこんで遊ぶゲーム、トレイラーではチェスが紹介されていましたが、良さそうです。複数人が複数のメガネを使って1つのシートを覗きこんで遊ぶこともできます。



解像度は片目1280x720pxずつだということですが、メガネの先に浮き上がらせるという性質上、浮かぶ像は薄くぼんやりしている印象はありました。

現在もKickstarterのキャンペーンは実施されていて、これまでに約70万ドルを集めています。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. ポケモンはここで作られる!ゲームフリーク訪問記(前編)

    ポケモンはここで作られる!ゲームフリーク訪問記(前編)

  2. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  3. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

    プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  4. Mobageと共に世界を取りに行く・・・DeNAサポート事例の場合

  5. 任天堂、ロゴを変更?

  6. 川島隆太教授、『脳トレ』のロイヤリティは受け取らず

  7. ジャレコが「PocketNES」のソースコードを盗用?

  8. 60種類の新レシピで楽しい料理を・・・3DS『クッキングママ 4』発売

  9. 自分のファンを大事にしたゲーム開発で劇的な広告収益を実現・・・『俺の農園と弁当屋』のAlchemister

  10. 【CEDEC 2017】ゲームの特許は難しくない!だれでもわかる効果的なゲーム特許の取得方法

アクセスランキングをもっと見る