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【ガチレポ!】第19回 『The Wonderful 101』でみんな揃ってヒーローだ! Wii Uだからこそ出来た、遊び甲斐ある骨太アクションを大満喫

こんにちは、Amiです。最近急に涼しくなってきましたが、皆さんの地域ではどうでしょうか。今回はそんな涼しさを吹き飛ばしてしまいそうな程にアツく、遊ぶほどにプレイヤースキルが上昇するアクションゲーム、Wii Uの『The Wonderful 101』をご紹介します。

任天堂 Wii U
レッドをはじめ、沢山のヒーローたちが登場
  • レッドをはじめ、沢山のヒーローたちが登場
  • 無駄に難解なウンチク説明も面白い
  • 正規隊員はプロフィールが用意されている。中には頭に便器がのったキャラも…
  • このように、大勢のヒーロー達を塊として操作する
  • ユナイト・ライナーで図形を描いて⇒
  • ユナイト・モーフ!こちらは硬いモノに有効な「ユナイト・ハンマー」
  • ユナイト・ソードは一部のビームを反射できる
  • トゲトゲの相手にはユナイト・ウィップで。相手の鎧を引っペがそう
こんにちは、Amiです。最近急に涼しくなってきましたが、皆さんの地域ではどうでしょうか。今回はそんな涼しさを吹き飛ばしてしまいそうな程にアツく、遊ぶほどにプレイヤースキルが上昇するアクションゲーム、Wii Uの『The Wonderful 101』をご紹介します。

■みんな大好き、戦隊モノの世界観
『The Wonderful 101』の世界観はずばり、「戦隊ヒーローモノ」!あまりにもヒーローすぎて最初は笑ってしまうほどですが、勇壮なテーマソングと常にクライマックスな展開、良い意味でベタすぎる変身シーンの3大コラボレーションによって、気付いたころには一緒になって「ワンダブルオー!」と盛り上がってしまう、そんなゲームです。

ゲーム内容も世界観以上にアツく、難易度も決してヌルくありません。慣れていても指に思わず力が入ります。Wii Uだからこそ出来る新しいゲームプレイシステムを存分に取り入れて蘇った、現代のオールドスクールアクションゲームといった印象でしょうか。初見ではおそらく、相当な注意か反射神経がないと回避できないであろう不慮の事故を引き起こすギミックもあって歯ごたえたっぷり。
子供はもちろん、大人まで、年齢を超えて巻き込まれてしまうハズです。


■隊員の結束力で巨大武器を生み出そう
まず最初に、ざっくりとシステムを紹介しておきます。本作の操作はWii Uゲームパッドを使います。プレイヤーは、2等身程度にデフォルメされたチビキャラクター・ヒーロー軍団「ワンダフル・ワンダブルオー」の戦士とその仲間たち全体を1つの塊として操作。そして、ゲームパッド上で丸や直線といった特定の図形を描けば(これを「ワンダ・ライナー」という)、仲間達がスクラムを組んで図形に応じた武器へと変形します。戦闘では、この「ユナイト・モーフ」能力を使って敵を倒していきます。

ユナイト・モーフの発動には「ワンダ・エナジー」というエネルギーが必要で、そのエネルギー残量が足りないと発動できません。時間経過か特定のアイテムを取るなどでエネルギーの回復をはかりつつ、様々な種類のユナイト・モーフを駆使した、知恵とアクションで乗り切っていくのです。


■特性を見極めて決定打を探し出せ!
ゲームはステージクリア型。民間人を救出しつつ行く手を阻む敵を撃破し、ゴールを目指します。
ザコ敵のサイズは色々で、小さい敵の耐久力は低く、ユナイト・モーフを使えば簡単に蹴散らせるので気分爽快!
…ですが、中~大サイズの敵は打って変わって強力で、耐久力も高め。適当にユナイトモーフを使うだけでは決定打を与えられないままエネルギー切れになってしまいます。
ではどうすればいいのか。実はこうした敵はある程度有効な対処法が決まっており、大きなスキを露呈させる何かしらの手段がちゃんと用意されているのです。

最初は手も足も出なくても、対処法が分かればウソのように楽に倒せます。ビームはユナイトソードで反射できる。打撃攻撃はガードで防げる。といった基本をふまえつつ、次々現れる様々な敵と攻撃を、いかにして効率よく捌いていくか。これが面白く、プレイヤーのウデの見せ所となります。


■多彩なボスシチュエーションでヒーロー気分がますますアップ
対ボス戦では、こうした「倒し方を模索しながら攻略する」赴きが一層強いものに。ボスの耐久力はかなりのもので、攻略には相応の時間が必要となりますが、まずは手探り感覚でユナイト・モーフや各種アクションを片っ端から試してみてください。きっと何らかの糸口が発見できるはずです。

いずれの戦いにせよ、どのタイミングでどうするのが効果的かを発見していく楽しみがありますし、アプローチの仕方が面白いので満足感があります。奥スクロールのシューティングゲームのようになったり、1対1で向き合ってボクシング(?)のような殴り合いをしたりと、変わったシチュエーションが取り入れられていて飽きにくいのもイイ感じです。

また、本作にはいわゆるQTE(クイックタイムイベント)要素が導入されています。つまりイベントシーン中に特定の操作を要求され、成功如何で不利になったり有利になったりするというもので、「やらされてる感」があって嫌いだ、という方も少なくないと思います。が、本作で導入されるQTEは、ほぼ全てがヒーロー達の掛け声に合わせて図形を描いて「変身・変形」するワンダ・ライナーのシステムで占められており、イベントの緩急を乱すことなく、逆にヒーローの活躍を演出しているような気分になってしまうのが不思議なところです。
本来私もQTEは好きではありませんが、本作に限ってはワクワク楽しめてしまいました。


■プチ謎解きで頭の体操
ステージ中にはユナイト・モーフを利用したちょっとした仕掛けが点在しています。気付けば簡単、でも気付かないと意外と分からないタイプのものが多いという印象で、私もとあるステージの仕掛けで1時間ほど彷徨ってしまったことが…。

仕掛けの答えは実に簡単で恥ずかしいほどだったのですが、パッと見では分かり辛く、深読みしてしまいそうなギミックがある事もまた事実。本作ではナビゲーション表示が出ないシーンのほうが圧倒的に多いので、一定時間経過すればヒントが出るなどの軽い救済措置があると親切だったように感じます。
ただ、全体的に見ると1つ1つは軽めであり、周回プレイ時のテンポを崩さない程度のものとなっていますのでご安心ください。


■気になるのは大人数ゆえの分かり辛さ
気になるのは、キャラクター数が多いからこそ起こる不安定さでしょうか。ある程度は仕方のないことですが、実際の操作キャラクターが画面外に出てしまう、あるいは、操作キャラクターの正確な位置が分かり辛いのも、特定のシーンでは遊びにくく感じます。

また、倉庫など一部建造物の内部に入った際など、メイン画面がテレビからゲームパッドへ移行するシーンがあるのですが、この瞬間が意外と分かりづらい上、通常とは違って自分でカメラを動かす必要があるのでワンダ・ライナーが描きづらいです。カメラアングルがおかしくなる現象にも何度か見舞われましたが、これについてはLボタンでカメラリセットができるので、こまめにリセットしながら進めば幾分扱いやすくなるかと思います。


■満足感ある「ゲームらしいゲーム」
難易度は「ベリーイージー」から「ノーマル」までで、一度ゲームをクリアする事でさらに難しい難易度が出現します。
最初から多くの動きができるうえ、何よりも他のゲームにはない独自の操作が主要素となっているだけに、慣れるまでは頭と指がフル回転状態。アクションゲームに自信がない人や、ゲームの操作にあまり慣れていないという方は、まずはノーマル以下から始めたほうが無理なく楽しめるでしょう。

今日1日のゲームプレイを終え、コントローラーを置いた後に残る「ひと仕事終えた」充足感。これが得られるアクションゲームになっています。ゲームパッドを生かしたシステムは魅力的で、他にはないゲームらしいゲームをプレイしたい方は、是非手にとってみてください。

★こんな人にプッシュ★
・アクションゲームが好きな人
・戦隊モノはたまらない、という人
・ある程度ゲームに慣れた人

★その他備考★
・テーマ曲が頭から離れない(公式ディベロッパーズブログにて無料配信中です!)



『The Wonderful 101』はWii Uを対象に現在好評配信中。価格は6,930円(税込)です。

(C)2013 Nintendo / PlatinumGames Inc.

■筆者プロフィール
Ami
元・ゲームグラフィッカーのボス戦好きなチンキュウ人。『The Wonderful 101』ではやっぱりブルーが好きだった…。仕方ない。
ゲームは雑食で、国産から海外、RPGからFPSまでなんでも遊ぶ、食い散らかし系です。とりあえず、ゲームができればそれで幸せ。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/xxxplus/
《Ami》
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