海外メディア「Kotaku」とのインタビューで、プレイアブルな女性キャラの扱いや、同性愛者がメインキャラとして登場する可能性について宮本氏が自身の考えを述べています。一番最初の『ドンキーコング』はアーケード向けに開発されましたが、今と違って女性がほとんど足を踏み入れることがなかった当時のゲームセンター事情もあり、プレイアブルな女性キャラクターを作ることは考慮さえされなかったと宮本氏は語っています。しかしニンテンドーDS時代に入り、『レイトン教授』や『どうぶつの森』などを中心に幅広い年齢の女性プレイヤーが増えはじめ、『マリオカート』のピーチ姫を通じて女性キャラをプレイしたいという思う女性がいることも知ったということです。多くのゲームでヒロインは男性に守られ救われる存在です。逆にヒロインが男性を救うようなタイトルを開発してみたいかどうかの質問に対し、「チャンスがあれば」と宮本氏は答えています。しかしそれには、ゲームをプレイしていく上で自然と思えるような理由が必要だとも述べています。開発の中で宮本氏は、まずゲームの構造を考え、その後ストーリーを作るという手法を用いています。例えばピクミンの場合「アリのように動き回る個々の生き物」というアイデアが原点で、それにストーリーを与えた結果、土や自然のある世界で昆虫のように見える生き物が戦っているという内容になりました。このようにゲームの構造上意味があるのであれば、ヒロインが男性を救助したり、ゲイやレズビアンがメインキャラクターとなって活躍するようなアプローチをとるだろうと語っています。女性が主人公の任天堂ゲームとしては『メトロイド』のサムスがまず頭に浮かびますが、意味なく露出度の高いコスチュームを着用したよくあるタイプの女性キャラと異なり、彼女は頭から足の先までパワードスーツを身に纏っています。これもゲームの構造上意味のあるアプローチなのかもしれません。もしゼルダ姫がリンクを助けにいくようなスピンオフ作品が生まれたら、『時のオカリナ』で見せたような男装姿で勇ましく戦う姿が見られるかもしれませんね。
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