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【E3 2013】Qエンタテインメントが送る「運勢で人を結びつけるゲーム」、『Destiny of Spirits』をプレー

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)はE3のプレスカンファレンスでPlayStation Vita向け配信タイトル『Destiny of Spirits』(ディスティニー オブ スピリッツ)を発表しました。SCEブースでプレーできたので、概要やプレー感覚などについてレポートします。

ソニー PSV
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)はE3のプレスカンファレンスでPlayStation Vita向け配信タイトル『Destiny of Spirits』(ディスティニー オブ スピリッツ)を発表しました。SCEブースでプレーできたので、概要やプレー感覚などについてレポートします。

『Destiny of Spirits』は『ルミネス』『チャイルドオブエデン』などで有名なQエンターテインメントとSCEワールドワイドスタジオが共同開発する新作で、基本プレイ無料のアイテム課金ゲームとなっています。ゲームの目的は世界中のプレーヤーと協力して各地の精霊を集め、闇に覆われた世界を浄化することにあります。

最大の特徴はGPS対応のソーシャルゲームとなっていることで、プレーヤーは実際にその国や場所にちなんだ精霊をバトルなどを通して獲得し、他のプレーヤーと交流しながら集めていくことになります。ゲームは日本とアジアはSCEJA、北米と中南米はSCEA、欧州とオーストラリアはSCEEによって配信され、文字通り全世界のプレーヤーとゲームが楽しめます。

精霊は日本神話に登場するイザナギ・イザナミ。アメリカならネイティブ・アメリカンの伝承に登場する精霊など、各地の文化や神話にちなんだものとなっています。またグラフィックは日本だけでなく、SCEグループで海外の開発者も参加しており、ある程度トーン&マナーを保ちつつ、無国籍な味わいを醸し出している点も特徴となっています。

またプレーヤーの誕生日などから導き出される運勢を、独自開発の「デスティニー・エンジン」ではじき出し、その日の相性の良いプレーヤーと協力してゲームが進められる点もミソ。デスティニー・エンジンにはホロスコープをはじめ、世界の様々な運勢や占いのシステムがミックスされています。開発コンセプトとして「運勢で世界中のプレーヤーを結びつけるゲームを作りたい」という思いがあったとのことでした。

実際のゲームはマップ上で移動し、バトルは3体の精霊によるターンベースで進んでいきます。精霊の選択や攻撃指示などはタッチパネルによる操作でスムーズ。精霊にはそれぞれ水・火・土・木・風に加えて、光と闇の7属性があり、それぞれ相性が異なります。その上でプレーヤーのその日の運勢によって、特定の属性がボーナスを得るというわけです。一方で世界中のプレーヤーから精霊のサポートを受けることもでき、パーティのバランスを整えてバトルを開始することになります。

1回のバトル時間は数分程度と非常に短く、またGPS機能を活かしたソーシャルゲームという点でもユニーク。3Gモデルなら場所を選ばず、WI-FIモデルでも無線LAN環境下ならどこでも楽しめます。フレンドもゲーム内のSNSだけでなく、Vitaに登録されているフレンドでも、本作をプレーしているユーザーなら一緒に繋がれるとのことでした。

ソーシャルゲームとはいっても、コンシューマクオリティなので、いわゆる「ポチポチゲーム」に飽き足らなくなった人にはお勧めのように感じられました。また無課金でも時間はかかりますが、ゲームの全コンテンツを楽しめるとのことで、この点でも良心的なタイトルといえそうです。

『Destiny of Spirits』は2013年に配信予定です。
《小野憲史》
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