おもな目的は、ブリティッシュコロンビアにある技術セクターとの連携によるオンラインソーシャルゲーム後押し。日本向けのものと同様、海外の地域文化に適したコンテンツを開発するとのことです。両スタジオは品川本社の100%子会社で、出資額は約1億8,000万円。お金だけでなく、人材も日本からそれぞれ10人ほど送り込むようです。
ブリティッシュコロンビア州政府は誘致にあたりバンダイナムコを支援しています。目的は、地方政府や教育機関との協業による開発と、ゲーム産業におかえる人材の育成と確保。会社関係者によると、ミッションは「夢・楽しさ・ひらめき」の提供だそうです。
MSのスタジオのレイオフなんてこともありましたし、つい先日Slant Sixのレイオフが報道されたりもしていますが、少なくとも情報元BC Newsroom誌は、カナダがゲームをはじめとするデジタルコンテンツ開発に一層適切な場所になるであろうとしています。理由としては、米国西海岸にあるスタジオと緊密な関係を保ちゲームを開発してきた歴史があること、ゲームジャンルを問わず中小規模のスタジオが多層的に点在ししていることなどが挙げられています。
興味深いのは、この新会社が地域4大学卒業生向けの学術機関The Centre for Digital Media(CDM)内に開かれるという点。コンテンツ開発だけでなく、人材育成や次世代エンターテイメントの探求も視野に入っています。
産学または産官学連携によるゲーム産業育成は珍しくなく、そうした取り組みが今後のゲーム界を拡充していくことは想像に難くありません。そろそろ日本政府もゲーム分野で真剣にクールを目指してほしいところです。
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