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「ヱヴァンゲリオン」新作映画公開直前 ― キャラと同名で割引、ポテチやワイシャツも・・・朝刊チェック(11/16)

本日の朝刊チェックです。

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■日本経済新聞35面「ヱヴァンゲリオン、キャラと同名で割引、関連商品多彩、人気アニメ広がる楽しみ」
アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が11月17日に公開されるのにあわせ、関連サービスや商品が目立ちます。モンテローザは30日まで居酒屋「魚民」などで作品の登場人物と名前が同じなら会計金額から最大77%割り引くサービス「綾波割」を実施中。割引幅は下の名前が同じなら15%、名字は30%、同姓同名なら50%。団体全員が同姓同名なら77%になります。10月に開始し、約1.1万人が利用しました。17日からは映画の半券を持参するとポスターなどがあたるスクラッチカードを渡します。会計金額が1人当たり2100円以上の客が対象になります。また、はるやま商事はワイシャツやネクタイなど20品目を販売中で、カルビーはカード付きポテトチップス「ヱヴァンゲリヲンチップス」、ロッテリアも数量限定でエヴァの絵柄入りタンブラーを2種類発売しています。いずれの商品・サービスも熱心なファンではないが、作品を知る20~30代の需要を狙っています。

■日経産業新聞7面「人気のゲーム舞台で楽しむ、戦国バサラ・ペルソナ…じわり増加、ユーザー獲得に貢献」
ゲームを原作とした舞台やミュージカルがじわりと増えています。ゲームの分類に限らず、独特の世界観やキャラクターを抱えている作品が中心となっています。ゲームコンテンツの転用場面が従来のアニメや漫画から拡大しており、新たなユーザーの獲得に貢献しています。宝塚歌劇団は2013年6月、カプコンの人気ゲーム『戦国BASARA』を原作としたミュージカルを上演予定。カプコンも監修し、戦国バサラのイメージを生かしつつ、宝塚歌劇らしい華やかな舞台になる見通しです。両者は過去にもカプコンの人気シリーズ「逆転裁判」を題材の公演をしており、動員は計5万人超に上りました。また、マーベラスAQLはインデックスの『ペルソナ4』舞台化。13年2月にはDVDも発売され、「今後の舞台公演は未定だが、ぜひ続けていきたい」としています。各社がゲームのコンテンツを舞台に転用するのは、今まで原作ゲームをやったことがない新規顧客を獲得し、ファン層の裾野を広げる狙いがあります。さらに、既存ファンのつなぎ留めにも効果も。ソーシャルゲームなどと異なり、家庭用ゲーム機向けのゲームは次作が出るまで2~4年かかるため、その合間にゲーム以外のコンテンツを提供できれば「世界観を継続的に浸透させるため有効」(カプコン辻本社長)です。ゲームを原作とした舞台の草分けとなったセガの『サクラ大戦』では、家庭用ゲームとしては2005年の『サクラ大戦V』が最後ですが、今年11月に上演した舞台「サクラ大戦奏組」はゲームがないのに舞台化されるという異例の展開となりました。ソーシャルゲームが台頭するなど、従来の戦略では十分な回収ができるとは限りません。魅力的なコンテンツがあれば転用して、収益源を多様化するのは投資の早期回収にも有効です。大人の顧客を取り込むためにも、ゲームの舞台化が今後加速していく可能性もあります。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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