紺野氏はハードの開発について「ニンテンドー3DSでは、今までよりもハードの中に色々な機能が備わっています。ですので、これまで以上にハードとソフトチームが一緒になって仕事をする必要がありました。これは楽しい半面、考え方の違いによる苦労もありました。それを押し問答しながら議論を積み重ねて今の製品に至りました」と振り返りました。
受賞の理由としては、携帯ゲーム機としてはじめて裸眼3D液晶ディスプレイを搭載、ゲーム表現の可能性を広げたハードウェアを提案し、新たなゲームコンテンツの登場を促すドジョウを開拓し、ゲームの新たな道を切り開いた、と評価されました。
裸眼立体視が注目される一方、3DSにはそれに留まらない多彩な機能が搭載されています。「すれ違い通信や、いつの間に通信など、通信だけでも様々な機能を搭載しています。携帯機ですので、外に持ち歩いて楽しいという要素を詰め込んでいます」と紺野氏は述べます。
すれ違い通信については発表授与式のMCを務めた伊集院光氏も「僕は野球が好きで甲子園にも行ったりするのですが、あっという間にすれ違い通信がいっぱいになって、"~から来ました"とか書かれてるんです。ゲームをやるだけじゃなくて仲間がいるような体験、震えます」とコメント。これに対して紺野氏は「インターネットが普及し、世界中が繋がる中で、緩い、数十メートルのすれ違いという出会いは逆に新鮮なのではないかと考えました」と誕生の理由を語っていました。
ちなみに過去、経済産業大臣賞は第1回目から順に、宮本茂氏、モンスターハンター開発チーム、堀井雄二氏、石原恒和氏が受賞しています。
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