「ビバ☆テイルズ オブ マガジン」編集長の豊島秀介氏を司会に、本作プロデューサーの馬場英雄氏がゲーム内容などを1時間にわたって語りました。今回明らかになった情報を交えてレポートしていきます。
まずは先日公開になったプローモション映像を見ながら、馬場氏からシステムなどについて一つずつ細かい説明がありました。共鳴術技については「コモン共鳴術技」「ユニーク共鳴術技」と2つに分類され、「今までよりも出しやすくなっています」とのことです。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
また、今回発表されたキャラクターの紹介がありました。前作のパーティーキャラだったエリーゼは前作のエンディングでティポをしまい込むシーンがありましたが、今作ではまたティポと一緒に登場しています。衣装はドロッセルにもらったものだそう。なお、ティポは1年前よりも毒舌になっているということです。
つづいて、同じく前作にも登場した馬場氏の「大好きなおじいちゃん」ローエンは、「前作では、軍師としての面を強調したが、今作は政治家という面を見せたい」ということで、前作とは違った一面を見ることが出来そうです。
最後に今作が初登場のビズリーですが、大企業の社長であり、事業の拡大の際に分史世界を知り、ルドガー達と関わりをもちます。馬場氏は「顔からして怪しい」としながらも「人を見かけで判断しちゃいけませんよ。顔が怖いからといって、ものすごくいい人かもしれないですから(笑)」と会場を笑わせていました。
その後は本作のキーワードである、「正史世界」「骸殻」「正史世界」「カナンの地」「時歪の因子」「大精霊クロノス」の6つに一つずつ説明がありました。その中のいくつかを詳しくご紹介したいと思います
■ルドガーの「骸殻」
主人公のルドガーには「骸殻」という能力があります。戦闘中に「変身」することで、全ての敵を異世界に引きずり込み、1対多数での戦闘をすることになります。馬場氏は「今までのテイルズでは複数対複数の戦闘システムだったが、そちらも残しつつ、1対多数の戦闘の爽快感を味わって欲しいという」ということです。また「通常の戦闘との差別化を図るため、変身時の戦闘仕様は少し変更を加えている」そうです。
今までのテイルズではなかったシステムですが、物語の設定としても、ゲームのシステムとしてもとてもうまく落とし込んでいるということなので、とても楽しみですね。なお、この戦闘中、ルドガーは槍で戦う状態になりウェポンシフトはできないということ。「ルドガー・ウィル・クルスニク」が「槍」で戦うというで、前作をプレイしていると、色々と想像が膨らみます。
■正史世界と分史世界
本作では、正しい歴史を辿った「正史世界」と、パラレルワールドとも言える「分史世界」の2つの世界が存在します。分史世界は「if、もしもの世界」であり、本来ならば存在しないはずなのに多数存在しています。ルドガーの特殊能力でこの世界に進入し、破壊するのがルドガーの目的です。
その原因となっているのが「時歪の因子(タイムファクター)」です。これを破壊することで、分史世界は破壊されます。時空因子はモンスターの中に入っていることもあれば、人の中に入っていることもあるそうです。
しかし、分史世界にいる人々にとっては分史世界こそが正しい世界であり、「その世界を破壊する「背徳感」も味わって欲しい」ということでした。分史世界の解説時には、前作にも登場したウィンガルやナハティガルが存在する分史世界の画像も公開されました。正史とは異なる設定であったり、そもそも存在しないはずのナハティガルが出てくるなど、まさにもしもの世界になっているようです。
■大精霊クロノス
前作で登場した「四大」やマクスウェルにも匹敵する精霊ということですが、馬場氏は「まだ情報が出せない」と苦笑いしていました。ちなみにギリシア神話では時間の神ということで、本作の鍵を握るキャラクターであることは間違いないようです。
他にも、今作では「選択」が一つのテーマとなっており、数多くの場面で選択が求められるというのはすでにお伝え済ですが、なんとチャットの間にも選択をする場面があるようです。「プレイヤー=ルドガーとしてプレイして欲しい」という思いが込められているということです。
なお、気になる前作のパーティーキャラクターですが、現在アルヴィン、レイア、エリーゼ、ローエンと発表になりました。現時点では主人公だったジュードとミラについての情報はありません。馬場氏は「僕は全員出るとは言ってませんよ。もうこれで終わっちゃうかもしれないですよ」と言っていましたが、来月開催予定の東京ゲームショウの時期に、また大きな発表があるということなので、続報に期待しましょう。
作品にあわせて展開されるキャンペーンや「コードギアス 亡国のアキト」とのコラボ情報などは後編でお伝えします。
(後編に続く)
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