人生にゲームをプラスするメディア

【E3 2012】どうぶつVS門番、『どうぶつの森 キャンディーまつり』でキャンディー集めを体験した

Wii Uのロンチタイトルとして計画されている『Nintendo Land』に収録される12本のうちの1つがこの『どうぶつの森 キャンディーまつり』(Animal Crossing Sweet Day)です。

任天堂 Wii U
Wii Uのロンチタイトルとして計画されている『Nintendo Land』に収録される12本のうちの1つがこの『どうぶつの森 キャンディーまつり』(Animal Crossing Sweet Day)です。

ゲームではWiiリモコンを持つどうぶつ(4人)とWii Uゲームパッドを持つ門番(1人)に分かれて、この両者の競い合いとなります。どうぶつ達の目的は100個のキャンディーを集めること。門番の目的はどうぶつ達を捕まえること。100個のキャンディーが集まるのが先か、門番が3回どうぶつを捕まえるのが先か。先に達成した方が勝ちです。

どうぶつを操るプレイヤーは4分割のテレビ画面を見てプレイします。ですから身の周りは分かりますが、門番が今どこに居るかという全体像は把握できません。門番はWii Uゲームパッドの画面で全体を見渡すことができます。ここに情報の非対称性があります。

キャンディーは木になっていて、どうぶつが1人で落とせるだけでなく、2人や3人で協力する必要があるものもあります。もちろん沢山なっている木ほど協力が必要です。しかし集まると一網打尽にされるというリスクも出てきます。キャンディーを集めていくと重くなり歩くスピードが低下し、捕まるリスクが増します。門番の方はWii Uゲームパッドの2つのスティックで2人の門番を操ってどうぶつを捕まえに行きます。



両方の立場でプレイしてみました。

まず、どうぶつの立場になってみると4人で100個のキャンディーを集めるというゲームです。1人当たり25個を集めれば良いことになります。しかし遊び始めると、どうしても「いい顔をしたい」という気持ちが込み上げてきます(相手が見知らぬ外人であっても尊敬を勝ち取りたいわけです)。すると沢山集めよう、となります。しかしそれが命取り、持ちすぎると極端に移動速度は低下し、捕まる危険性が増えます。また、沢山キャンディーがある木は一緒に取る必要があります。ここでも人助け欲が出てきて、危険を犯すことになります。門番の居場所は把握しづらいので、分かっていれば簡単に出来るリスク評価ができなくなり、それがゲームとしての面白さを掻き立てています。

一方で門番です。門番が直面する最初の難しさはスティックの両方を使って操作するという難しさです。人間、なかなか2つ同時に違うことは出来ないものです。どうぶつはどんどんキャンディーの数を増やしていくから焦りも加わり大変です。冷静に全体を見渡して活躍しているどうぶつを足止め、タッチして捕まえていきましょう。捕まえればキャンディーをだいぶ落としてくれます。3回捕まえれば勝ちです。

こちらのゲームも見知らぬ4人との妙な連帯感と競争意識が働き楽しい時間を過ごすことが出来ました。非対称な情報は敵を知ろうとする動機を作り、言い表せないような緊張感を生み出すようです。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 【特集】帰省しながらゲームはクリア出来るのか!? お盆休みを利用して『レイジングループ』を遊んでみた

    【特集】帰省しながらゲームはクリア出来るのか!? お盆休みを利用して『レイジングループ』を遊んでみた

  2. 『ブレイブリーデフォルトII』に“おかえり”と言いたい!刺激に満ちた冒険は、懐かしくも新しい─その魅力に5つのポイントで迫る【プレイレポ】

    『ブレイブリーデフォルトII』に“おかえり”と言いたい!刺激に満ちた冒険は、懐かしくも新しい─その魅力に5つのポイントで迫る【プレイレポ】

  3. 【特集】『星のカービィ』一番強いのはどれだ!?最強コピー能力10選

    【特集】『星のカービィ』一番強いのはどれだ!?最強コピー能力10選

  4. 『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】

  5. 『ポケモン スカーレット・バイオレット』「コライドン」バイク形態における、胸の丸い部分は「車輪」にならない!? その意外な正体に驚愕……!

  6. 『スマブラSP』照れ顔(?)から絶体絶命の姿まで!大乱闘で見られる様々な「ベレト/ベレス」を紹介―時には“伝説のマシン”も乗りこなす?

  7. 『星のカービィ』マイナーなコピー能力10選

  8. 『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

  9. 『春ゆきてレトロチカ』江原Pが宣伝からプロデューサーになり、ゲームを作るまで【開発秘話インタビュー】

  10. 「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」各地方ごとの投票結果も公開!初代カントーから最新作ガラルまで、8地方別のランキングをチェック

アクセスランキングをもっと見る