任天堂はこれまでダウンロード専用ソフトとしてWiiウェアやDSiウェア、ニンテンドー3DSダウンロードソフトをインターネットを通じてダウンロード販売してきましたが、新たにパッケージソフトのダウンロード販売に取り組みます。
まず初めに8月に発売の『New スーパーマリオブラザーズ2』から行い、原則的にパッケージとデジタルの2つの形態で併売していくとのこと。今夏発売の『鬼トレ(仮)』もこの形式で販売されます。
デジタル形態でダウンロードしたゲームソフトはSDカードに格納され、ダウンロードした本体のみプレイ可能。つまり、別の3DS本体で家族や友達との共有ができなくなり、SDカードの容量確保も必要になるデメリットもありますが、「ソフトの品切れ心配がない」「複数のソフトを持ち歩く手間が無くなる」などメリットもいくつかあります。
任天堂は例として『花といきもの立体図鑑』のようなデータベース系ソフトはダウンロード版として相性が良いと説明しています。
一般的にダウンロードソフトの購入は小売店を介在しない形態が一般的ですが、任天堂は「小売店さんに能動的に関与」する方向性に。つまり、ゲームソフトの選択や購入、決済は『ニンテンドーeショップ』だけでなく従来通り店頭でも行えるようにするとのこと。
店頭で決済すると16桁のソフト引き替え番号が発行され、それを『ニンテンドーeショップ』で入力するとダウンロードできる仕組み。これは既に実装されている機能になっています。
店頭で決済する場を展開することで、同時にデジタル商品の露出するチャンス拡大も狙う任天堂。小売店側はこれまでのパッケージソフトと同様に価格設定を自由に行うことが可能で、在庫を抱えるリスクが少なくなります。
また、2012年末に発売される予定のWii Uでは、ハード発売時からこの販売形式を採用。ユーザーはパッケージとデジタル、2つの形態から選択して購入することになります。
最後に任天堂の岩田社長はデジタルビジネスについて、改めて以下のように説明しています。
・追加コンテンツ販売を意識するあまり、パッケージとして未完成と受け止められるような商品を任天堂としてご提案するつもりはない
・ネットワークを通じてコンテンツを配信することで、さらにお客様に長く、深く遊んでいただくために、追加コンテンツ販売を行っていくが、この際には、あくまでお客様に提供するクリエイティブなコンテンツを制作したことに対する対価として、お客様にお金を支払っていただけるようにする
・構造的に射幸心を煽り、高額課金を誘発するガチャ課金型のビジネスは、仮に一時的に高い収益性が得られたとしても、お客様との関係が長続きするとは考えていないので、今後とも行うつもりはまったくない
2012年秋に発売時期が決定した『とびだせ どうぶつの森』がアイテム課金ゲームになるのではないか?と、ファンの間では不安の声があがっていましたが、任天堂はいわゆる「ガチャ課金型」は行うつもりはないと改めて伝えています。
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