人生にゲームをプラスするメディア

【レビュー】ARメインで遊ぶ、3DSならではの新ホラーゲーム『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』

任天堂とコーエーテクモゲームスのタッグによって作られたニンテンドー3DSソフト『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』、(心霊写真を撮るのも楽しいですが)週末を利用してやりこんだのでプレイレビューをお届けします。

任天堂 3DS
任天堂とコーエーテクモゲームスのタッグによって作られたニンテンドー3DSソフト『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』、(心霊写真を撮るのも楽しいですが)週末を利用してやりこんだのでプレイレビューをお届けします。

写真撮影が面白くてコチラを中心に紹介しましたが、本編もちゃんとやっております。『心霊カメラ』のストーリーモードとなる「ARストーリー 零 ~紫の日記~」は、テクモの人気ホラーゲーム『零』の世界観を元に作られた新作。でも従来作のように探索型ではなく、読み解く物になっています。付属の「ARノート」を使う事で物語を進めるという仕組み。ただ1ページから順に進めていくのではなく、状況に応じてはノート内から探すような仕掛けも。

ただ「ARノート」の認識はあまりよく無く(3DS本体の技術的な理由)、薄暗い部屋ではなかなか読み込めず。ホラーゲームですが、明るい場所でのゲームプレイ推奨となります。真夜中に電気を消して遊ぶことが出来ません。

先にも触れた『零』シリーズの探索要素が無くなったので、ゲームが得意でない人でも気軽に遊べるようになりました。射影機を使った怨霊とのバトルはシリーズ作でもお馴染みですが、3DSではジャイロセンサーとカメラを使ってプレイします。
※『零』シリーズでは、「射影機(カメラ)」で怨霊を撮影するとダメージを与えることが出来る。

例えばプレイする場所が自分の部屋だと、色々な所から闘うべき怨霊が出てきます。これは『ARゲームズ』に通じるものがあり、不思議なプレイ感覚を味わう事が出来ました。和風ホラーゲームと言う事で、障子の前でプレイすると雰囲気出ると思います。

また、360度あらゆる方角に対処するため、オフィスチェアなど回転するイスに座ってプレイすると素早い対応が取れます。自分で回るより早い分、やり過ぎると酔ってしまうので注意。

もちろんクリア後特典も『零』シリーズ同様に用意されています。ネタバレになってしまうのでここでは詳しく語りませんが、繰り返し遊べる要素やお馴染みコスチューム追加、「ARノート(ハテナのARカードも可)を使った遊びが楽しめます。

『心霊カメラ』は決してボリューム満点のゲームではありません。色々な試行錯誤の末に出来た遊びを詰め込んだソフトです。写真撮影、占い、ARを使った遊びなど、パッと始めらるミニゲーム的なども入れて価格が3800円と安めになっているのは正解。実売3000円程度なら興味本位で買えるレベルですからね。
参考:Amazonでは3100円

ソフトを刺して3Dゲームを遊ぶだけじゃない、新たなプレイスタイルの礎となりそうです。『二ノ国』のような書籍を使ったソフトも近年現れてきたので、こういった新しい試みにも今後期待したいですね。

『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』は、好評発売中で価格は3800円(税込)です。

(C)2011 Nintendo / コーエーテクモゲームス
《》
【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください

    編集部おすすめの記事

    任天堂 アクセスランキング

    1. 『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ

      『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ

    2. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

      『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

    3. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

      『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

    4. 「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」上位ポケモン人気の理由を解説! なぜあのポケモンが支持を得たのか?

    5. 【特集】『星のカービィ』一番強いのはどれだ!?最強コピー能力10選

    6. 『ポケモン ソード・シールド』ポケモン図鑑完成を目指すときのコツ!400種類コンプを目指そう

    7. 元ドット職人が教える『あつまれ どうぶつの森』マイデザインお役立ちテクニック!描き方の初歩から独特な「なめらか補正」まで幅広く解説

    8. 『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

    9. 眠れない夜に『あつまれ どうぶつの森』を遊ぶと楽しい8つの理由─夜中にこそ見える世界もある

    10. 『スマブラSP』一番人気のファイターは“奇妙なアイツ”!1,164票から選ばれたTOP10を紹介【読者アンケート】

    アクセスランキングをもっと見る