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【3DSカンファレンス2011】速報コラム・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第22回

2011年9月13日。

任天堂 3DS
戦略的な言葉は男女比の違いが語られたのみ
  • 戦略的な言葉は男女比の違いが語られたのみ
  • プレゼンテーションの後は体験会場がオープン
  • 景色はゲームショウと変わらない
  • パルテナの鏡など注目タイトルが並んだ
  • サードパーティからも多数のタイトルが
  • ゼルダの伝説Wiiも注目
■ゲーム情報のパイプライン

岩田社長からのプレゼンテーションが終わったあとは、体験会が行われた。なかでも人気だったのは同時発表されたWii版の『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』で、約30分待ちの行列ができていた。ニンテンドー3DSのタイトルでは『新・光神話 パルテナの鏡』『マリオカート7』『モンスターハンター3(トライ)G』『NEWラブプラス』に来場者は集まる。

この光景は何に似ているかといえば、9月15日から開幕する東京ゲームショウだ。
任天堂は「顧客層が違う」という表向き(注・筆者主観)の理由により、東京ゲームショウに展示ブースを持たない。また、同様の理由と言っていいのか。小学生をメインターゲットにしたタイトルを持つ、レベルファイブも東京ゲームショウの出展スペースを大幅に縮小させ、単独イベント「LEVEL5 WORLD 2011」を10月15日・16日に開催することをすでに発表している。

日本国内において、ゲームイベントが分散するのは望ましくない。
コスプレ、コンパニオンの写真撮影のイメージがつきまとってしまった東京ゲームショウはリニューアルできないものか。その結果として任天堂も東京ゲームショウに出展ブースを持つ、またレベルファイブも東京ゲームショウに、去年までのように巨大ブースを構えてほしい。

東京ゲームショウには、外国からの取材者も多数やってくる。
今年、私はフランスからの視察団と同行する予定となっている。
その時に、否応なしに比較されるのはE3だ。

「E3では任天堂は出展し、東京ゲームショウには出展しないのはなぜか?」
東京ゲームショウが初開催された1996年以降、何度となく質問された。
今週もまた、この質問をされるのだろう。

日本のゲーム業界の存在感を示すために、全社が集まるゲームイベントが行われるのが望ましい。

あるいは、1996年と今は時代が変わった。
主催者も、出展社も、来場者もコストがかかる大型イベントは縮小させて、インターネット中継を活発化させる選択肢もあるのではないだろうか。

ニンテンドー3DSカンファレンス2011で報道関係者に渡されたプレスキットは、1枚のCD-ROMであった。このCD-ROMをPCに挿入すると、自動的に任天堂ホームページの特設サイトにアクセスできる。そこからは、今日発表されたタイトルの画像が自由にダウンロードできる。

著作権保護の問題など、実現するにはハードルがあるが、この恩恵はすべてのユーザーに与えられても良いのに、と思いながら本稿を執筆した。
《平林久和》
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