今から17年前の1994年6月14日、スーパーファミコンでゲームボーイのソフトが遊べる周辺機器「スーパーゲームボーイ」が発売されました。それまでのゲームボーイソフトは、当然ですが初代ゲームボーイ(ゲームボーイブロス)でしか遊べませんでした。
スーパーファミコンとスーパーゲームボーイを用意すれば、ゲームボーイを持っていなくてもゲームボーイソフトが楽しめます。
(※ゲームボーイポケットは1996年7月21日、ゲームボーイカラーは1998年10月21日発売です)
スーパーゲームボーイ対応ソフトでは、13色の鮮やかなカラー画面でゲームを楽しむことが出来ました。また、『ドンキーコング』のように一部ソフトではスーパーファミコンの内蔵音源を活用するゲームも。スーパーゲームボーイ非対応のソフトは、疑似カラーを4色割り当てて遊ぶことが可能でした。
スーパーゲームボーイと同時発売ソフトは、『ドンキーコング』と『テトリスフラッシュ』の2本。スーパーゲームボーイ対応ソフトでは、画面の淵には各ゲームオリジナルのピクチャーフレームが用意されているソフトが多く、テレビでのゲームプレイを盛り上げてくれましたね。『ドンキーコング』ではアーケード版のようなフレームとなり、ヒロインであるポリーンの声が肉声になります。
ただゲームボーイの特徴である通信ケーブルが非搭載となっている為、通信プレイが楽しめませんでした。この件に関しては、『ポケットモンスター』のブームにあわせ、1998年1月30日に「スーパーゲームボーイ2」が発売。価格も5800円と値下げしています。
とりあえず対応しているけど、カラー表示は非対応でピクチャーフレームだけを用意したゲームもありました。『ポケットカメラ』もその一つ。
しかし、1998年10月21日にはゲームボーイカラーが発売。スーパーファミコンからニンテンドウ64にメインハードがシフトされている為、対応ソフトは徐々に減り、その歴史に幕を下ろしました。
とはいえ、カラー対応ソフトのゲームも一部スーパーゲームボーイに対応しているソフトも結構ありました。『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』や『カードヒーロー』もスーパーゲームボーイ対応ソフトです。ゲームボーイカラーでプレイしている方が大半なので、ピクチャーフレームを見たことが無い方は多いのではないでしょうか。
こちらは『Donkey Kong Land 3』。日本名でいう『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』にあたるソフト。海外ではゲームボーイカラーが登場する前に出たので、スーパーゲームボーイに対応していますが、ゲームボーイカラーには対応していません。逆に日本版は完全にゲームボーイカラー専用ソフトとして作り直したので、スーパーゲームボーイ非対応となりました。
スーパーゲームボーイ対応ソフトで鮮やかなカラー画面を実現したゲームは、王道所では『ポケットモンスター』シリーズですね。最大13色しかできない中でポケモンを見事カラフルに表示しています。街に入ったりすると色が変わる工夫もありましたね。
『ゲームボーイギャラリー』シリーズは、やたらとピクチャーフレームに拘ってましたね。
長くなりましたが、こうして振り返ってみるとスーパーゲームボーイを長く楽しんでたのを思い出しました。色があるって素晴らしい。
ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでは、モノクロソフトはモノクロ、ゲームボーイカラー対応・専用ソフトはカラーで遊ぶことが出来ます。ただスーパーゲームボーイのゲームプレイは実機でしか遊ぶことが出来ません。バーチャルコンソール版、設定で選ぶことが出来たらいいのですが。
明日、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで『ドンキーコング』が配信されます。価格はなんとたったの300円。ゲームボーイソフトの名作が手軽に遊べる便利な時代になりました。
スーパーゲームボーイの役目は決して長い期間活躍した訳ではありませんでしたが、沢山のゲームソフトをテレビで遊ぶことが出来ました。あの頃の気持ちを思い出しながら、バーチャルコンソールでゲームボーイのソフトを遊びたいと思います。
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