PSVita向けに開発が進められているコーエーテクモゲームスの『真・三國無双(仮称)』。今回のE3、SCEブースでは序盤をプレイできる内容のデモが展示されました。本作を担当する、執行役員ソフトウェア事業部ソフトウェア3部長の小笠原賢一氏、ソフトウェア3部マネージャーの庄知彦氏にお話を伺いました。小笠原氏によれば本作の開発がスタートしたのは昨年の遅い時期。PSVitaという性能の高いハードを活かして「いままで据え置き機メインで展開していた『真・三國無双』の携帯機での新しい流れを作る」ことをテーマに開発を進めているそうです。これまでも携帯機で登場した無双がないわけではありませんが「これまでの性能では無双を再現するので精一杯だった」(小笠原氏)とのこと。PSVitaでは無双を再現するのは当然のことながら、新しい部分を作り上げることに焦点が当てられます。PSVitaの特徴を見ていくと目についたのは「グラフィックと3G回線」(小笠原氏)だったそうです。巷で言われるような「PS3に匹敵する」というような見方は過大評価であるものの、有機EL液晶の画面で今までの携帯機では想像も出来ないくらいのグラフィックが実現できているとのこと。また、常に3G回線で常にネットワークに繋がっているというのは見過ごせない特徴で、「無双でも遠隔地のプレイヤーとの対戦や日々のアップデート、他のプレイヤーの動向が分かる何らかの仕掛けなどを検討したい」(小笠原氏)とのことでした。また、『MULTIRAID』でボイスの実現に苦労したことについて尋ねると、「今回はメディアがUMDからシリコンメディアに変更になったのでローディングで苦労することはなくなりました」(庄氏)とのコメントでした。気になる開発状況について現在30%ほどで、PSVitaの発売と同時にリリースを目指しているとのこと。「SCEさん次第」ということですが、東京ゲームショウでは一般に体験できるようにしたいとのことでした。「新ハードということもあってPSVitaの性能を期待されている方も多いと思います。そういうこともあって『真・三國無双』は全部入りで盛りだくさんで作っています。楽しみにしていてください」(庄氏)、「長く続くシリーズで、据え置き機ではある程度形が決まってきているので、携帯機ならではの新しい無双にチャレンジしたいと思っています。お楽しみに」(小笠原氏)
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