人生にゲームをプラスするメディア

【ゲームニュース一週間】LDゲームに見る文化の保存

懐かしいゲームのDSiウェア版が話題となりました。

その他 全般
【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
  • 【ゲームニュース一週間】-LDゲームに見る文化の保存
懐かしいゲームのDSiウェア版が話題となりました。

Digital LeisureはDSiウェア『SPACE ACE』を北米にて配信しています。同作は1984年に北米で発表されたLD(レーザーディスク)ゲーム。予めLDに収録したアニメーション映画を再生、画面の指示通りにレバーやボタンを押すと物語が展開していきます。

いわば「自分で操作できるアニメーション映画」。『シェンムー』『ゴッド・オブ・ウォー』『Heavy Rain』『ベヨネッタ』などで採用されているQTEシステムの前身です。日本にもある程度の数が輸入されていたようで、ゲームセンターの片隅で見たことのある人も多いのではないでしょうか。

かつてLDゲームといえば、家庭用ゲーム機への移植が望めないタイトルの最右翼でした。大型のアップライト筐体に収納されていたLDゲームがダウンロードタイトルとして手軽に手に入るのですから隔世の感があります。技術の進歩というのは劇的なものであることがわかります。

LDゲームは過渡期のキメラ的な技術。「コンピューター(ゲーム機)の処理能力が足りない中で、いかにして美しい画面を実現するか」という制約の中に生まれた工夫です。

現在『大神』『Castle Crashers』『killer7』『MAD WORLD』『A Boy and His Blob』など手描き風CGのゲームが増えています。LDゲームは手描き風CGのゲームの先祖といっても過言ではないでしょう。

アートスタイルが手描き風CGに、システムがQTEに受け継がれたLDゲームですが、原典を保存しておくことは歴史的な意味でも役立ちます。また、現世代のクリエイターがLDゲームから新たなインスピレーションを得る可能性もあります。

単純に商業的な利益のみを追い求めるのではなく、時代の保存としてのダウンロードタイトル化が進むことで、ゲームの文化としての成熟度は増していくのではないでしょうか。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「鬼滅の刃」善逸、慈悟郎、獪岳の声優陣による“スリーショット”が大反響―仲睦まじい一枚に下野紘「こんな未来もあったのかもしれないね…」

    「鬼滅の刃」善逸、慈悟郎、獪岳の声優陣による“スリーショット”が大反響―仲睦まじい一枚に下野紘「こんな未来もあったのかもしれないね…」

  2. 『ポケカ』プロモカード「いたずら好きのピチュー」が配布開始!ポケセンオンラインなどで“特典”としてプレゼント

  3. 「ガンダム ジークアクス」制作スタッフによる「シイコ・スガイ」の水着ファンアートが超セクシー!もちろん「坊や」も一緒

  4. 【インタビュー】『バイオハザード7』の恐怖を支えた新技術が凄い ― 写真から3Dモデルを生成、各キャラには実在モデルが居た

  5. 万博公式ストアは“ミャクミャクまみれ”!数々の人気キャラをコラボで吸収し、自身はカラバリ展開で存在感を放つ

アクセスランキングをもっと見る