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【E3 2010】3Dが生み出す新時代FPS『KILLZONE3』を体験・・・その良さとは?

今やSCEAのAAAタイトルに成長したFPS『KILLZONE3』。最大の特徴は新しく立体視に対応したことで、E3会場でも「ベスト3Dゲーム」賞を受賞したほど。SCEブースでも立体視対応の新型ブラビアと共にプレイアブル出展されていたので、さっそく体験してみました。

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今やソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカのAAAタイトルに成長したFPS『KILLZONE3』。最大の特徴は新しく立体視に対応したことで、E3会場でも「ベスト3Dゲーム」賞を受賞したほど。SCEブースでも立体視対応の新型ブラビアと共にプレイアブル出展されていたので、さっそく体験してみました。



小一時間ほどの行列の後、スタッフから専用メガネを受け取って装着し、さっそくプレイ開始。まずは相棒リコと共にISA軍兵士を運ぶ小型浮遊揚陸艇イントルーダーに乗り、ヘルガスト軍に占領された海底油田採掘施設を襲撃です。イントルーダーに設置されたガトリングガンでビシバシと敵をなぎ倒していきます。

ただし、ここで早くも違和感が。カメラが止まっている時は問題ないのですが、動くといきなり解像度が下がったように見えるのです。画面もジャギーというか、情報量ががくんと減ったように感じられ、結果としてターゲットの判別がしにくいように感じられました。おそらくこれ、立体視ならではの問題のようです。

とかなんとか言っているうちに、イントルーダーが敵の攻撃を受けて不時着。雪原に投げ出されてしまいました。ここから先は本格的なFPSとなります。のんきに武器を構えながら前進すると、とたんに蜂の巣になってしまいました。本シリーズの特徴はAIキャラクターが高度な振る舞いをすること。慎重に進まないと厳しいようです。



実は立体視の効果が圧倒的に感じられ始めたのは、ここからでした。一番手前に銃器、その先に身を守る遮蔽物、奥に表示される敵兵、一番奥の背景といった画面上の配置物が、きちんと奥行き感をもって表示されるのです。そしてダメージを受けたときに流れる血しぶき。これが一番手前に表示され、さらなる迫力を醸し出しています。

またカメラが動くと解像度が低下するように見える問題も、ある程度敵兵が近くにいるため、それほど障害にはなりませんでした。むしろプレイしている最中に、どんどんのめり込んで言ってしまい、いつの間にか立体視が自然に感じられるようになったほどです。立体視を効果的に生かすためのレベルデザインは本作に限らず、まだまだ研究の余地があるかもしれません。

海上プラントを奪還しつつ進めていくと、ジェットパックを装着した敵が上空から出現。これを射撃して打ち落としていくのですが、再び解像度低下問題が感じられるようになりました。相手との距離が広がり、見かけ上の大きさが小さくなるほど。そして相手との見通しが良くなるほど、問題が大きくなるようです。

ともあれジェットパック兵を倒して先に進むと、デモプレイ版が終了となりました。接近戦では自然に感じられた反面、遠距離線では違和感も生じた体験プレイでしたが、これも開発バージョンならではの課題でしょう。今後も作り込みと調整が続くようです。立体視のフラッグシップタイトルとして、ぜひとも我々をうならせてほしいものです。

もっとも非立体視版ではこうした問題は皆無なわけで、贅沢な悩みかもしれません。なにしろ立体視プレイを楽しむには、対応する薄型テレビの購入が必要ですからね。または立体視対応ディスプレイ搭載のノートPCなどが良いのか・・・。個人的にはゲームセンターで手軽に楽しめると実にありがたいのですが、どうでしょうかねホント。
《小野憲史》
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