Moore氏は『FIFA10 ワールドクラスサッカー』が日本でも好評だったことに関し「これまでに我々は、日本文化においてはジャンルの好み、プレイのメカニズム、キャラクターのアートなどが問題になるとしてきましたが、スポーツをシミュレーションするゲームではこれらの問題は関係なく、プレイが全てです。毎年FIFAシリーズが日本で苦戦しているのを見て私は失望してきましたが、今年の作品はこれまでに最も良いゲームと評価されMetacriticで平均91点を獲得。ファミ通でプラチナ殿堂入りした時の喜びを想像してみて下さい」と喜びを綴っています。
日本と海外で売れ線ゲームが異なってきていることは皆さんもご存じの通り。
数少ない例外は『Wii Fit』や『Wii Sports Resort』などライト層を視野に入れたゲームで、いわゆるゲーマー向けタイトルに関しては日本と海外で同じゲームが売れることは少なくなっていくのではないかとされてきました。
そんな中で『FIFA10 ワールドクラスサッカー』が国内外共に評価が高いというのは喜ばしい出来事です。
氏は日本市場の特性に関し「日本でビジネスをするアメリカ企業の一人としてフラストレーションを覚えていたのは、国内で作られたコンテンツを保護し、海外からきたゲームを見下すことです」とかなり辛辣に語っていますが、“洋ゲー”への抵抗感をゲームの出来映えが上回ったのが今回の出来事といえそうです。
日本と海外の感性には大きな違いがあります。
海外で好まれる主人公はリアルな絵柄による逞しい男性ですが、日本ではディフォルメされたアニメ絵の美少年が定番。日本では小柄な美少年が大きな剣を振るような表現が好まれますが、海外では“あり得ない”として一蹴されるそうです。
こうした感性の違いをすり合わせてくれる意外な解決策が提示されました。
それは『FIFA10 ワールドクラスサッカー』のようなスポーツゲームです。現実のスポーツをテーマとした作品であれば、ビジュアル面における感性の違いを小さくすることができるのではないでしょうか。ファンタジックなゲームやSFゲームにおいてはビジュアルに様々な選択肢があるため前述の感性の違いが問題となりましたが、現実のスポーツからライセンスされたようなものであれば、選択肢はほぼリアル系一本となります。
これは海外市場が日本を攻略する上でのヒントであり、日本ゲームが海外市場で戦う突破口かも知れません。操作感、システム、元のスポーツをどれだけ再現しているかといった部分では真っ向勝負となりますが、そこは事前のリサーチと作り込みがものを言いますから、ある意味健全な戦いといえるでしょう。感性が違うのだから互いを知らなくとも問題ないという意見はあるかも知れませんが、国境を越えるオンライン機能が脚光を浴びる今だからこそ、ビデオゲームという共通認識を海外の人々と分かち合いたいというのはユーザー側の贅沢なのでしょうか。
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