人生にゲームをプラスするメディア

【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』

トヨタとスバルが共同開発したというFT-86という車をご存じでしょうか。スバルの水平対向エンジンを搭載した2シーターのスポーツカーで、「86」という数字が意味するところは、野球でいうなら松井の背番号55やイチローの51といったところでしょうか。

ソニー PS3
【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』
  • 【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』
  • グランツーリスモ5
  • 【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』
  • グランツーリスモ5
  • 【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』
  • グランツーリスモ5
  • 【東京モーターショー2009】FT-86を「試乗」してみた~クルマライターが見た『グランツーリスモ5』
  • グランツーリスモ5
トヨタとスバルが共同開発したというFT-86という車をご存じでしょうか。スバルの水平対向エンジンを搭載した2シーターのスポーツカーで、「86」という数字が意味するところは、野球でいうなら松井の背番号55やイチローの51といったところでしょうか。

伝説となっているトヨタのFRスポーツカー「AE86」(カローラ/スプリンターのスポーツモデルの車両型式)を継承するFT-86を都内の国道246号線でいち早く「試乗」できました。

といっても、場所は千葉の幕張です。なんのことかというと、幕張メッセで開催されているモーターショーにソニーがブースを出していて、2010年に発売予定の『グランツーリスモ5』のデモを行っているのですが、そこで会場限定でFT-86をゲーム機で体験できるというものです。

車は、マニュアルトランスミッションとオートマチックが選べます。今回は両方とも試すことができました。時間などが限られるため、走り込むというまでにはいきませんでしたが、ゲームは十分に楽しめました。

まず、マニュアル車でのトライです。いまさらGT5のリアルさを解説するまでもないですが、FRならではのステアリングの難しさをすぐに体感できるでしょう。直線でもラフなハンドル操作は禁物です。走行のガイドラインをなるべくキープするように慎重な操作が重要です。シフトはレバーとパドルの両方が使えます。FRですが水平対向エンジンによる低重心のおかげかサスペンションの機能によって、コーナリングではどちらかというとアンダーステア気味な動きをします。しかし、アクセル操作やステアリングをラフに扱うとすぐにリアがブレークしてしまいます。オーバーステアになったと思ってからの操作では間に合いません。あくまで、リアの動きを予想した、あるいは制御した操作が必要です。

また、実車に近いシミュレーションということで、シフトもボタンやレバーを操作すれば必ず反応するというわけではありません。マニュアルモードでも車速や回転数などによってはギアチェンジできないことがありました。

オートマチックモードは、ステアリングとアクセス操作に集中できるため、いくぶん簡単になりますが、落とし穴もあります。高い車速をキープできるので、その分ステアリング操作などを誤るとすぐにスピンしたり、速度オーバーでアンダーステアのまま壁に激突したりして、かえってラップタイムを落としてしまいます。

FT-86はトヨタの車ですが、高速域での運転のむずかしさ、じゃじゃ馬っぽさはひょっとするとスバル車の顔を持っているのかもしれませんが、残念なのは、実車のFT-86には当然乗ったことがないので、本物と比べてどれほど高い精度で特性を反映しているのかが、正直判断できません。でも、逆に本物のFT-86を運転してみたくなりました。
《中尾真二》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ソニー アクセスランキング

  1. 『モンハン:ワールド』各種武器のバランス調整を実施! ロードの待ち時間も軽減

    『モンハン:ワールド』各種武器のバランス調整を実施! ロードの待ち時間も軽減

  2. 『サイバーパンク2077』の「SFメシ」が気になる! ナイトシティでは何が食べられているのか?

    『サイバーパンク2077』の「SFメシ」が気になる! ナイトシティでは何が食べられているのか?

  3. 【特集】『FFXIV』で行われた親孝行「光のお父さん計画」達成記念!親子2人を突撃インタビュー

    【特集】『FFXIV』で行われた親孝行「光のお父さん計画」達成記念!親子2人を突撃インタビュー

  4. 『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

  5. 『原神』魈のキャラエピから見える“夜叉たち”の悲劇―世界任務「夜叉の願い」が理解できて面白い!

  6. 『グラブル ヴァーサス』はパッドでも目いっぱい遊べる!全騎空士が楽しめるRPGモードを紹介

  7. 【インタビュー】『仁王』はトレハン要素あり!プレイ時間は30~40時間想定で、日本中を旅するストーリーに

  8. 『かまいたちの夜』の舞台となったペンションに宿泊…!あの名シーンを妻と再現してきた【ネタバレ注意】

  9. 『バイオハザード』の「クリス」って顔が変わりすぎ!?今と昔では“完全に別人”レベルだった【『バイオハザード』25周年特集】

  10. 『ファンタシースター ノヴァ』武器の強化や拠点のカスタマイズなど、多彩なゲームシステムを一挙公開

アクセスランキングをもっと見る