海外サイトgreenpixelsは「レゴゲームにして欲しい6つのゲーム」と題し、『グランド・セフト・オート』(GTA)、『シムシティ』、『Portal』といったタイトルのレゴゲーム化を提案。『GTA』では車が爆発するようなバイオレンス描写もレゴがバラバラになるような表現であれば大丈夫であるとし、『シムシティ』『Portal』ではブロックを組み立てるという行為そのものが都市設計やパズルといった要素と親和性が高いとしています。
greenpixelsの提言は、ゲームファンと言うよりはレゴファンの視点に基づいたもの。ゲームとレゴとの意外な親和性を気づかせてくれます。
この他にも、『ドラゴンクエストIX』などで流行のアバター(キャラクターのカスタマイズ)要素は身体の各パーツを組み替えるという点である意味レゴブロック的ですし、立体を運んで離すという操作はWiiリモコンやニンテンドーDSのタッチスクリーンと高い親和性を持ちます。ゲームとレゴが融合できるポイントはかなり多いのではないでしょうか。
ここで重要なのは、「ゲーム以外のところに軸足を置いていながら、ゲームにも詳しい」才能の提言であるという点。つまり、ゲーム以外の視点のユニークさ、面白さです。ゲームの専門家による、専門的に洗練されたアイデアは玄人受け的な側面を免れることが難しくなります。アイデアのどこが凄いのか、それを理解するためにゲーム的な素養を必要とするということであり、普段ゲームに親しまない人には分かりづらいということになります。これを証明する実例には事欠きません。
そのためにゲーム外からの才能を取り入れるという試みが必要な訳ですが、無関係の所から人を引っ張ってきてゲームを立案して貰うとなると、どうしてもゲームとしてピンぼけになってしまう可能性があります。しかし現在は小さな頃からゲームに親しんだゲーム世代が存在しています。ゲームに慣れ親しみつつ、ゲーム外の世界に軸足を置いているという彼らであれば、ゲーム的な文法やお約束といった点に関して押さえるべきところは押さえ、壊すべきところを壊すということが可能なのではないでしょうか。
先の『レゴGTA』などは良い例でしょう。後期『GTA』がリアルで頭身の高いグラフィックであるというお約束を打ち壊し、『GTA』としてウリになるバイオレンス描写を押さえ、更なる過激化の可能性さえも提示しています。レゴにもゲームにも詳しい人ならではのアイデアといえるでしょう。
現在のゲーム界では、ゲーム外の視点は、CMに芸能人を起用したり、ゲーム内のキャバクラ嬢役に一般オーディションを行ったりといったプロモーションに応用されています。今後はゲームデザインやプロデュースといった部分にも活用できるのではないでしょうか。
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