これは、価格.comにおける『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』詳細情報ページにおいて、PVの推移やそこに書き込まれた評価をもとに分析したものとなっています。
まず、『ドラクエIX』の制作発表自体は2006年12月に行われており、実にそこから2年半という時間が経過して発売されました。長年続編を待ち望んできたファンの間からは、「少々待ちくたびれた」というため息も聞こえてくるほどで、価格.comの製品データベースにもかなり以前から情報は掲載されていたとのこと。
ただし盛り上がってきたのは、最初の発売日(2009年3月28日)が発表された2008年12月10日以降。それからしばらくは製品予約などの話題で盛り上がっていましたが、2009年2月12日に発売延期が発表となると、そこから一気に話題がなくなって、PVは低空飛行となりました。
再度話題が盛り上がり始めたのは、6月16日に行われた完成披露発表会あたりから。そこから一気に話題が盛り上がり、発売日の7月11日を含む7月5日週には爆発的に注目度が高まりました。
また、これと連動して、ニンテンドーDSの本体自体の注目度も上がりました。それまで日次で4,000〜5,000PV程度だった「ニンテンドーDSi」のアクセス数は、7月11日にはその倍以上となる11,000PVを超え、12,000PVに迫る勢いを見せました。ドラクエIXの発売を待ってニンテンドーDSを買おうと思っていた層がいかに多いかがわかる結果となりました。
価格.comのユーザーレビューでは、7月11日の発売日にゲームを手に入れたユーザーから、早くもゲームの評価がいくつも上がってきました。
ただし7月13日現在での総合評価は、5点満点で3.94となっており、必ずしも高い評価とはなっていません。その評価内容をよく見てみると、その内容に大きく満足した人と、大きく不満を持った人の両方が、ハッキリとわかれる結果になっています。
「満足」と評価した人の意見は、「ニンテンドーDSのゲームとしてはかなりよくできている」「これまでのドラクエシリーズ(据え置き型ゲーム機向け)と比べるとグラフィックなどが落ちるのは仕方ないが、ドラクエシリーズのいいところはしっかり受け継がれており、ゲームのレベルは高い」「サウンドがいい。DSとは思えない仕上がり」といったところ。
携帯ゲーム機ゆえの性能的なデメリットは理解しつつも、よくまとめ上げているという好意的な意見が多いようです。逆に「不満」と評価した人の意見を見ると、「グラフィックが最悪」「5年もかけたのにこんなレベルとはがっかりした」「ゲームの難易度レベルが低すぎる」といった意見が多数。ドラクエシリーズという人気シリーズゆえの期待度の高さに対する失望感と、開発期間の長さに対する不満が大きく影響したようです。
ただ、こうした意見は、そもそもニンテンドーDSのような性能的に限界のあるプラットフォームで発売したことに対する不満ととらえることもできそうだとリポートでは解説しています。なお、発売前にさまざまな批判が起こった「データセーブが1つしかできない」「見知らぬ人とのWi-Fi協力プレイは行えない」ということに対する不満は、今のところそれほど書かれていないようです。
このように、発売直後の評価としては賛否両論のドラクエIXですが、「ニンテンドーDSというプラットフォームを使った本格RPGとしての完成度はそこそこ高い」という評価に落ち着きそうだとレポートでは結論づけています。
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