人生にゲームをプラスするメディア

タカラトミー、国内堅調ながら海外不振で厳しい業績発表

タカラトミーは12日、平成21年3月期の通期業績を発表しました。

ゲームビジネス その他
タカラトミーは12日、平成21年3月期の通期業績を発表しました。

それによれば、売上高は1805億8600万円(前年同期比 6.2%減)、営業利益は50億0600万円(17.9%減)、経常利益は54億3600万円(1.1%減)、純利益は13億7700万円(76.0%減)と、厳しい経済状況を反映し、減収減益と厳しい数字が並びました。

前期タカラトミーは中期経営計画の初年度として、玩具周辺事業の再編、コンテンツビジネスの拡大、中国・韓国市場の開拓強化、ベトナム工場の立ち上げなど積極的な展開を行うと共に、事業ポートフォリオの再構築や経費削減など攻めと守りの両面展開を行いました。前期は国内玩具は検討したものの、海外での不振や、保有株式の評価損、のれん代償却負担などがあり、減収減益となりました。

国内玩具ではトレーディングカード「デュエル・マスターズ」が人気を高めたほか、「ベイブレード」をテレビ展開と合わせて復活しました。子会社でもトミーテックが好調で、キャラクターショップのキディランドも5期ぶりの黒字を達成しました。一方でカプセル玩具や玩具菓子についてはグループ再編など構造改革を進めたものの低迷したとのこと。AQインタラクティブと共同展開している『ポケモンバトリオ』は引き続き好調でした。

タカラトミーでは厳しい状況は当面続くを見ていて、売上高は今期も減少すると見込んでいます。一方で利益面では改善が図られるとしています。通期の業績予想は、売上高1730億円、営業利益71億円、経常利益69億円、純利益57億円を見込んでいます。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する

    USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する

  2. 【GDC 2009】知られざる「テクニカルアーティスト」の重要性

    【GDC 2009】知られざる「テクニカルアーティスト」の重要性

  3. ゲーム開発は大変だけど楽しい!アークシステムワークス『GUILTY GEAR』開発チームが学生に語る

    ゲーム開発は大変だけど楽しい!アークシステムワークス『GUILTY GEAR』開発チームが学生に語る

  4. 【CEDEC 2017】ゲームの特許は難しくない!だれでもわかる効果的なゲーム特許の取得方法

  5. 去年最も売れたソフトは?ファミ通2003年間ランキングトップ100

  6. 任天堂ミュージアム−任天堂オブアメリカ総本山の博物館

  7. 【CEDEC 2010】ゲームに込めた情熱・技術を海の向こうまで正確に伝えるために GDD/TDDを書こう

  8. 『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

  9. あのユークスが漫画連載!JKプロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」作家インタビュー…プロレス愛からパンツのエンタメ性まで

アクセスランキングをもっと見る