人生にゲームをプラスするメディア

『あそべる絵本 とびだスゴロク!』がなかなか面白い

グランディングが開発し、任天堂から配信中のWiiウェア向けボードゲーム『あそべる絵本 とびだスゴロク!』がなかなか面白いので紹介します。

任天堂 Wii
グランディングが開発し、任天堂から配信中のWiiウェア向けボードゲーム『あそべる絵本 とびだスゴロク!』がなかなか面白いので紹介します。

本作はカードベースのボードゲームで、自分の手札の中からカードを選択、カードの属性を駆使しながら一番最初にゴールを目指します。

毎ターンの最初にプレイヤーはカードを得るかコインを得るかを選択できます。カードは移動系と補助系に大きく分かれ、移動系では「○マス進む」という基本的なものから、「○+コイン マス進む」というような持ってるコインと組み合わせて進むマスが変わるもの、「順位数移動」というような順位によって効果が変わるものが存在します。補助系には、コインを貰えるもの、ライバルのカードを破壊するもの、カードを奪うものなどが存在します。基本的には移動系のカードを使うと自分のターンを終了します。ライバルを動かす種類のカードも存在します。

ゲームのキモは「とびだスゴロク」というタイトルにもあるように、プレイヤーが通過すると、そのマスが飛び出すというものです。逆に言うと、プレイヤーが一度足を踏み入れるまで、先の領域のマスに止まることでどのような効果が得られるのか分からないということです。1位のプレイヤーにとってこれはリスクで、後ろの順位のプレイヤーにとっては先が読めるので有利になります。

各マスではカードが貰えたり、コインが貰えたり、「絵本」に止まると巨大なキャラクターが召喚され、全員に影響があるような効果があります。マスの効果はライバルを動かした時にも発動するので、カードでライバルを進めたり、戻したりして「カードを2枚失う」「コインを1枚失う」といったマスに入れて妨害することも可能です。

サイコロを振るボードゲームと異なり、手札にあるカードから計算しながらプレイできるので、かなり思考ゲームの要素が入ってきます。自分の手札とライバルの手札を計算しながら、妨害をしながら、一番乗りを目指します。面白いのは「普段の行い」という要素。余りライバルに嫌がらせをし過ぎると"普段の行いが悪かったのでカードが1枚しかもらえなかった"というような効果もあります。良い子ちゃんで行くのかちょいワルで行くのか、ここも駆け引きです。

どちらかというとじっくり思考しながら駆け引きを楽しむタイプのゲームですが、かといってルールが複雑なわけではなく、一度プレイすれば誰もが飲み込める内容です。「飛び出す絵本」のようなマスが飛び出す仕草やキャラクターや世界も可愛らしくゴールデンウィークなど大人数で遊ぶにはぴったりのゲームです。

ステージは2種類ですが、それぞれ毎回自動生成で異なるマス配置で遊べるので、何度でも楽しめます。

『あそべる絵本 とびだスゴロク!』は1000Wiiポイントで好評配信中です。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『スプラトゥーン』のイカたちはいつも何を食べている!? ゲームからその食生活をチェック

    『スプラトゥーン』のイカたちはいつも何を食べている!? ゲームからその食生活をチェック

  2. 『超探偵事件簿 レインコード』小高和剛氏インタビュー!新作のこだわり&Zにはならない?CERO設定…『トライブナイン』制作状況や『ダンガンロンパ』続編の話も

    『超探偵事件簿 レインコード』小高和剛氏インタビュー!新作のこだわり&Zにはならない?CERO設定…『トライブナイン』制作状況や『ダンガンロンパ』続編の話も

  3. 『ポケモンレジェンズ アルセウス』ノボリに衝撃的な説が浮上!?「ありえんほど泣いた」

    『ポケモンレジェンズ アルセウス』ノボリに衝撃的な説が浮上!?「ありえんほど泣いた」

  4. 『モンハンライズ:サンブレイク』エスピナス登場は“かなり凄い”こと!シリーズの「大きな転換点」となる可能性

  5. 『あつまれ どうぶつの森』これは気付いてた?博物館の魅力が垣間見える魅力を再チェック─アンチョビは時々襲われるし、ムカデが脱走することも

  6. 『あつまれ どうぶつの森』序盤の小ネタ14選! スローライフのなかにもたくさんの隠し要素あり

  7. 『ポケモン ソード・シールド』最も登場を望まれたのは「カイロス」!? エキスパンションパスで復活してほしい過去作ポケモン結果発表【読者アンケート】

  8. 『ゼルダ無双』魔獣ガノンで暴れまわれるDLC「ガノンパック」は2月26日に配信

  9. セクシーゲーム『マッサージフリークス』発売延期、予約キャンセルへ―「法的措置を進めている」業務妨害につながるSNS投稿などの対応も

  10. 『ダイパリメイク』“ひでん要員”の任は解かれず!? 献身的に旅をサポートする野生のビーダルとムクホーク

アクセスランキングをもっと見る