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【女の子もゲームしよう】第19回 マリオの国もメタボリックシンドローム?

蛯原友里さんのCMでおなじみ『マリオ&ルイージRPG3!!!』はカラフルで温かみのあるグラフィックや、まるでアニメをみているかのようなコミカルでキュートな演出に性別や年齢関係なく楽しめる作品だなと感じました。

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蛯原友里さんのCMでおなじみ『マリオ&ルイージRPG3!!!』はカラフルで温かみのあるグラフィックや、まるでアニメをみているかのようなコミカルでキュートな演出に性別や年齢関係なく楽しめる作品だなと感じました。

音楽はあの『ライブ・ア・ライブ』や『スーパーマリオRPG』を担当した下村陽子さんが手がけており、このシリーズの表情をいっそう豊かにしています。

■恐怖のメタコロ病!!!!
平和なキノコ王国だったはずが「キャー!!!」とものすごいキノピオの声でこのゲームは始まりました。ゴロゴロゴロ……ズガーン!ころがり、家の壁に激突するお父さん。デカイ。

お父さんがデカくなってしまったのも、キノコ王国で突如はやりだしたナゾの病気のメタコロ病のせい。ある日突然体がコロコロと丸くなりふくれあがって転がり続けてしまうとてもおそろしい病気。そのメタコロ病の対策を練るためにピーチ城で緊急会議が行われました。

そこにはあの赤と緑の兄弟もかけつけましたが、ルイージは机につっぷして寝てしまっています。途中乱入してきたクッパと起きているマリオが戦闘している最中も寝返りをうって仰向けでハナちょうちんをだして寝る始末。

■今回もルイージの扱いはバツグンです。
このシリーズを通してなんですが、今回も永遠の2番手である地味で臆病なルイージが特に「演出で」大活躍です!一番最初に操作できるシーンでキノピオから

「おひさしぶりですルイージさん、今日はおるすばんじゃないんですね!」

と言われているのに笑ってしまいました。そのルイージのキャラクターはストーリーが進むにつれて立ちまくっていき、敵が怖いので理由をつけて戦おうとせず仲間に怒られたり、マリオが戦闘不能になってしまうと「マーーリオーー!!」とこの世の終わりのような悲しみかた…ホントいいキャラしてて、見逃せません!

■マリオはバイリンガル?
マリオ:ワカゾーラエテンペラペデッロ!(著者独自のリスニング技術です)

(えっ?!)

ルイージ:エクスロードフラペテーゼエスカプラコッテ...

びっくりしました。キャラクターたちがベラベラ喋るんです。「マンマミーア!」と発する場面もおおいので上記の会話は発音も含めイタリア語のような気もするけど、英語もよく話している気がします。マリオたちは一体何人なのか気になってしまう出来事でした。

■DSをフルに生かして【画面編】
さてさてマリオと戦っていたクッパはやぶれ森へ。再びピーチ城におもむいたクッパですが、あろうことかマリオやルイージ、ピーチ姫たちをゴォオっと吸い込んでしまいます!そうするとDSの上画面はクッパが地上を、下画面ではマリオとルイージがクッパの体内を冒険します。2画面ならではですね。

今回の目玉はやはりクッパを操作できること。敵と戦う以外にもフィールドの仕掛けが多くパワー満点のクッパのパンチで岩を壊したり、木を炎で燃やしてマリオたちでは進めないところも進むことができます。一方体内のマリオたちはハンマーでクッパの体内を刺激してクッパの力を出し切るために動いたり、クッパに話しかけて水を飲んでもらうことで兄弟が体内を泳ぎまわったり、お互いの行動が冒険に影響を与えています。

■DSをフルに生かして【タッチペン&マイク編】
戦闘場面ではタイミング良くボタンを押すことで追撃ができ、敵のターンでは攻撃をかわしたり反撃できるので、油断は禁物です。敵が変わればボタンを押すタイミングも変わり戦闘が単調にならずにストーリーの最後まで楽しませてくれるのはさすが。

操作キャラクターが持つスペシャルアタックと呼ばれる特殊技はタッチペンを使うものが多く、タイミングよくタッチするものから、早うちするもの、狙いを定めるものまでさまざま。特に早打ちはかなりシビアで頑張って連打しないといけません。たぶん電車では恥ずかしくてできないくらいです。そのボタン連打の場面もたくさんでてくるので「プルプル打ち」(力を入れて微振動)をする私は12時間プレイがたたり翌日右腕が筋肉痛になってしまいました。

CMでもおなじみ、巨大なクッパでの戦闘画面ではDSに向かって息を吐くことでクッパが炎を吐き攻撃できます。いい判定を出すためにはちょっと長めにフゥーーーっ。何度もやっているとクラクラしてくるので注意です。

■織り込まれたいろんなジャンルのミニゲーム
イベント戦はボスと戦闘をすることだけではなく、リズムゲームに近いものや、シューティングに近いものなどミニゲーム感覚で楽しめるものもあります。終盤に行くにつれてこれも難しくなってきますので通常戦闘以外で負けてしまうこともしばしば。もちろんイベント以外の個別のミニゲームも充実しており、かなりやりこめるシステムになってます。

DSの特徴が良く生かされ、見て、聞いて、触れて遊べるゲームです。DSを持っていたらぜひプレイしていただきたい!

■著者紹介

石橋 加奈子
1986年12月11日生まれ。A型。何事にも興味を持ち、吸収するのスタンスで2007年からジャンルを問わずフリーライターとして活動。ゲームに関してはハマりやすく飽きっぽいが、周りの英才教育のおかげでアーマードコアや、ギルティギアなどにも手を出して楽しんでいる。他の趣味はジャズ、写真、インターネット。
ブログ/心具港:http://ameblo.jp/think-port/
《きゃんこ》
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