ニンテンドーDS のマジコン販売差し止めに関する提訴について、実害および今後の影響を伺いたい
A. 被害額は実際に計算するのは難しく正確には把握できませんが、実害はあると考えております。アメリカでもダウンロード販売などを無許可で行っている業者はあり、また中国では海賊版の流出が激しい状況です。これに対して、業界を挙げた対策として、今回の提訴でまず先鞭を切りました。現段階で甚大な影響がある訳ではありませんが、今後こうした業者に対して注意を施すことを目的としております。
『バイオハザード5』をはじめとした大型タイトル発売に向けて、PS3 は本格的に普及したと考えているのか。
A. 『メタルギアソリッド4』の成功や今後の大型タイトルのラインナップから、PS3 はいよいよ本格始動したと考えています。加えて、今回のE3において価格の若干の値下げも発表されており、当社の『バイオハザード5』が発売される来年3 月までにはより一層の普及が期待できます。また、プレイステーション3 だけではなく、Wii やXbox 360 も同じように世界で市場が拡大することで、当社のソフトをまんべんなく供給していきたいと考えております。
アミューズメント施設運営事業について、8月の動向を教えてほしい。
A. 環境としてはこれまでと変わらない、もしくは悪くなる可能性があると考えております。これはガソリン 代が上がるだけでなく、夏の猛暑やオリンピックの開催によるものです。通常オリンピックが開催される年は、ユーザーがオリンピックを見るために家に留まることから客数の減少に繋がる可能性が高く、当社としては楽観視しておりません。
第1 四半期業績に関して、良かった部分と悪かった部分を教えてほしい。
A. コンシューマ用ゲームソフト事業は好調であり、アミューズメント施設運営事業は当初想定していたよりも軟調に推移しましたが、コンテンツエキスパンション事業と業務用機器販売事業はほぼ計画通りとなりました。下期の数字については、業務用機器販売は『ストリートファイター4』および下期に発売されるタイトルにより当初計画は達成可能かと思います。また、第2四半期以降、パチンコ・パチスロ事業は積極的な展開を行ってまいりますので、こちらも計画数字は達成できると考えております。従って、現段階ではアミューズメント施設運営事業をリストラクチャリングしていくことが経営の課題となっております。
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