1943年に米国ユタ州で生まれたブッシュネル氏は29歳のとき、アタリを創業。卓球のように弾を打ち合う『ポン』はゲーム史上初の大ヒット作になりました。その後、家庭用ゲーム機「Atari 2600」を開発、ヒット商品にはなったものの、後のアタリショックと呼ばれる出来事もありました。アタリには後にアップルを創業するスティーブ・ジョブス氏も在籍したことがあります。
アタリは資金不足からワーナーコミュニケーションズ(当時)に2800万ドルで売却され、意見の対立からブッシュネル氏はアタリを離れることになります。しかし、その後もピザ屋「チャックEチーズ ピザ・シアター」、遊べるレストラン「uWink」、コンピューター関連企業など多数のベンチャー企業を設立、1985年には破産も経験しますが、現在も様々な事業に多忙な人生を歩んでいます。
社名の「アタリ」は碁の用語から取られるなど、東洋文化にも深い造詣があり、何度も来日しています(DIEC 2005での講演)。
初期のビデオゲームで産業としての確立を支えたノーラン・ブッシュネル氏の半生がどのように映画化されるのか興味深いところですね。
Brian Hecker氏とCraig Sherman氏が描いた「Atari」を基に映画が製作されることになります。
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