人生にゲームをプラスするメディア

EAのテイク2買収は不可避?―米ゲーム業界の再編進む

エレクトロニック・アーツ(EA)は昨日、同業のテイク・ツー・インタラクティブに対して約2100億円での買収提案を発表しましたが、それに関して調査会社ScreenDigestのアナリストであるエド・バートン氏は、EAの付けるプレミアムの大きさやスケールメリットを考えるとこの買収は成功するとの見方を示しました。

ゲームビジネス その他
エレクトロニック・アーツ(EA)は昨日、同業のテイク・ツー・インタラクティブに対して約2100億円での買収提案を発表しましたが、それに関して調査会社ScreenDigestのアナリストであるエド・バートン氏は、EAの付けるプレミアムの大きさやスケールメリットを考えるとこの買収は成功するとの見方を示しました。

同氏はプレミアムの大きさ、EAの意思の強さ、テイク2のここ数年の苦しい歴史、スケールメリットの重要性、そして統合された場合のラインナップの強固さを考えれば買収は成功する公算が高いとした上で、これ以上の提案が出来る会社はEAの他に存在しないだろうと述べました。

EAでは本件に対する意見を表明する為の特設サイト「eatake2.com」をオープンして、CEOであるJohn Riccitiello氏がテイク2に宛てた手紙や、電話会見の模様をポッドキャスティングで公開しています。また、テイク2の株価はEAが付けた63%のプレミアムを受けて、昨日の終値が先週末に比べて46.9%上昇したということです。

テイク2は世界で数百万本のセールスを記録してきた『グランドセフトオート』シリーズで知られるゲームパブリッシャーで、米国での市場シェアは4〜6位と考えられます。スポーツやカジュアル分野で成長を目指していますが、不正会計問題で経営陣が投資ファンド出身者に代わるなど数年間の混乱を経てきました。

EAは米国で長らくトップシェアを確保し、世界最大のパブリッシャーと呼ばれてきましたが、昨年はアクティビジョンに逆転を許しました。そのアクティビジョンはフランスの複合企業ビベンディのゲーム部門と統合することを決定するなど再編が続いています。

安定的な売上の期待できるEAの得意とするスポーツや映画などの版権モノに加えて、『GTA』シリーズを始めとするテイク2の強力なオリジナルゲームが加わればそのラインナップは非常に強固なものになることが期待されます。動向が注目されます。
《土本学》

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【TGS2007】コンパニオンフォト:コーエー・D3・タカラトミー・ジャレコ・レベル5編

    【TGS2007】コンパニオンフォト:コーエー・D3・タカラトミー・ジャレコ・レベル5編

  2. 海外サイトが選ぶ「ゲームの政治家トップ10」−1位はやっぱり……?

    海外サイトが選ぶ「ゲームの政治家トップ10」−1位はやっぱり……?

  3. 『ラブプラス』などを手がけた内田明理、プロレスゲームを得意とする「ユークス」に入社

    『ラブプラス』などを手がけた内田明理、プロレスゲームを得意とする「ユークス」に入社

  4. 『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

  5. AOU2009、カプコン出展タイトル公開『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー』など

  6. マリオファクトリー南柏店レポート

  7. ゲーム会社の就職に求められるポートフォリオとは?現役クリエイターが学生に指導

アクセスランキングをもっと見る