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EA、2000億円でテイク2の買収を提案―テイク2は拒否

米国の大手ゲームパブリッシャーのエレクトロニック・アーツ(EA)は、同業のテイク・ツー・インタラクティブを20億ドル(約2140億円)の現金で買収するという買収提案を発表しました。

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米国の大手ゲームパブリッシャーのエレクトロニック・アーツ(EA)は、同業のテイク・ツー・インタラクティブを20億ドル(約2140億円)の現金で買収するという買収提案を発表しました。

EAの提案はテイク2の株式を1株26ドルで買い取るというもので、2月15日付けのテイク2の終値に64%、過去30日間の平均株価に63%のプレミアムをつけたものになります。

EAのCEOであるJohn Riccitiello氏は「私達やその他の買い手も、このような高いプレミアムを付けることは今後ないだろう」とコメント。テイク2にとっても『グランドセフトオート4』や今後のタイトルで、EAの強力な販売や流通力を利用することができるように、素晴らしい提案になるとしています。

これに対してテイク2も本日発表を行い、EAから買収提案を受けた事を認めました。しかしながら、1株26ドルという価格は、新しい経営陣の下、再建を行い復調傾向にあることや、新たに創設したカジュアルブランド、4月に発売する大ヒットが期待される『グランドセフトオート4』などを織り込んだものではなく、過小評価であるとして拒否する事を取締役会で決定したと発表しています。

テイク2を巡っては大手メディアコングロマリットのバイアコムも興味を持っているのではないかと伝えられています。
《土本学》
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