ゲームムービーは、非常に限られたゲームファンの間で楽しまれており、著作権法的にはグレーゾーンでした。しかし、Youtubeやニコニコ動画などの登場で、手軽に動画のアップロードや再生が可能になりました。今まで以上にゲームムービーが広まった場合、今後の著作権法の改正によってはグレーゾーンにメスが入れられる可能性があります。こうなると、私たちは今まで通りにゲームービーを楽しめなくなってしまうかもしれません。
しかし、ゲームムービーの原点に立ち戻って考えましょう。ゲームムービーは楽しい。ゲームムービーはプレイヤーの役に立つ。優れたプレイヤーが実力をアピールするチャンスであり、あらたな映像作家が育つ土壌です。この素晴らしい世界を、私たちはどうにかして守り、育てていく必要があると思います。いつまでもアンダーグラウンド、グレーゾーンでいいはずがありません。ゲームに関する文化の1つとして認めてもらいたいと思います。そのためにはどうしたらいいのでしょうか。それを考えましょう。
1つは画像について。これはもうゲームメーカーさんに寛大になっていただくしかありません。ゲームムービーはメーカーにもメリットがあるものです。公式サイトにひとこと、リプレイムービーを認めるコメントを表明して頂けないでしょうか。あるいは、面倒でも個別に許諾する窓口を設けていただいて、許諾番号を配布するようにしていただきたい。
1つは音楽について。これは残念ながら権利関係が複雑です。無料で使用を認めろと言っても無理でしょう。ただし、許諾の窓口があるので話は簡単かもしれません。要するに著作権料を支払えばいいのです。JASRACによると、個人のホームページに音楽を使用する場合、非商用のインタラクティブ配信の手続きと、動画BGMとして1分あたり800円を支払うことになっているようです。ただしこれは自分で演奏した場合の手続きで、市販の音楽をそのまま使う場合は演奏者、販売者などの許諾が必要です。やっぱり難しそう。
ここはぜひ、音楽も自作、あるいはアマチュアの作曲家さんとの共同制作を考えたいですね。ニコニコ動画の初音ミク関連動画では、市販の楽曲が頻出している中で、オリジナル曲もも登場して人気です。ネットで検索してみると、著作権フリーのMIDIデータを公開している作曲家さんも大勢いらっしゃいます。これらは同人系アドベンチャーゲームの制作者などが利用しており、膨大な数の音楽データがアップロードされています。こうしたデータを積極的に利用させていただくことで、あらたな作曲家が育つかもしれません。
ゲームムービーに限らず、デジタルの二次著作物に関しては、一次著作物を作る側、利用する側が協調していくことが必要です。法の縛りでせっかくのゲームムービーの楽しみが奪われては残念です。私はもっともっとゲームムービーを楽しみたい。ゲームムービーという文化が健全に広まり、大きくなっていくことを願っています。
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